文部科学省は、公立の幼稚園と小学校、中学校、高等学校、特別支援学校における「特定の学年・学級の臨時休業を行っている学校」「学校全体の臨時休業を行っている学校」について、定期的に調査を実施。今回は、2022年度(令和4年度)第3回となる6月13日時点の状況を集計したもの。
学年・学級閉鎖(特定の学年・学級の臨時休業)を行っている学校は、幼稚園が17校(0.6%)、小学校が405校(2.2%)、中学校が95校(1.1%)、高等学校が32校(0.9%)、特別支援学校が23校(2.0%)。全体では572校(1.6%)と、前回調査時(5月9日時点)より13校(0.1ポイント)減少した。学校種別ごとにみてみると、幼稚園・小学校・特別支援学校がやや増加した一方で、中学校と高等学校では減少した。
臨時休校(学校全体の臨時休業)を行っている学校は、幼稚園が6校(0.2%)、小学校が26校(0.1%)、中学校が10校(0.1%)、高等学校が1校(0.03%)、特別支援学校が1校(0.1%)。全体では44校と前回調査時より17校増加したが、全体の割合としては0.1%で変わらず。
都道府県別でみると、学年・学級閉鎖を行っている学校の割合が5%を超えたのは、熊本県6.7%(40校)と沖縄県5.1%(30校)の2県。一方、学年・学級閉鎖を行っている学校が0校だったのは栃木県だけだった。臨時休校を行っているのは、鳥取県1.9%(4校)がもっとも多く、その他の都道府県では1%未満となっている。