教育業界ニュース

AI教材「atama+」無償提供を拡大、不登校生徒等へ

 atama plusは2022年7月7日、NPOカタリバに対しAI教材「atama+(アタマプラス)」を無償提供する取組みの拡大を発表した。不登校や外国にルーツをもつ生徒等、さまざまな課題を抱える生徒100名以上へ無償提供する。

教材・サービス 授業
AI教材「atama+(アタマプラス)」NPOカタリバの子供教育支援6事業で展開
  • AI教材「atama+(アタマプラス)」NPOカタリバの子供教育支援6事業で展開
  • atama plus 代表取締役CEO 稲田大輔氏
  • 認定特定非営利活動法人カタリバ 代表理事 今村久美氏
 atama plusは2022年7月7日、NPOカタリバに対しAI教材「atama+(アタマプラス)」を無償提供する取組みの拡大を発表した。不登校や外国にルーツをもつ生徒等、さまざまな課題を抱える生徒100名以上へ無償提供する。

 AI教材「atama+」は、AIが生徒の理解度を分析し、ひとりひとりにあわせた教材を作成するプロダクト。全国の塾・予備校を通じて小中高生に提供しており、2022年3月末で3,000以上の塾・予備校が利用、2022年4月には累積解答数が3億件を突破した。

 カタリバは子供の教育支援事業を展開するNPO法人。atama plusは、カタリバの「どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会」という理念に賛同し、2020年5月から、カタリバの複数あるプログラムのうち「キッカケプログラム」に対し無償提供を開始。AIによる個別カリキュラムに沿って学習することで学習習慣の定着に効果がみられ、生徒や保護者からは「大学入試にとても役にたって嬉しかった」等の感想が寄せられたという。

 これを受けてatama plusでは、さらに多くの生徒の学びを応援したいという思いから、2022年5月末よりカタリバにおけるatama+の無償提供プログラムを拡大。新たに「オンライン不登校支援プログラム」「ROOTS」「おんせんキャンパス」「アダチベース」「大槌臨学舎」の5プログラムで提供を開始した。

 講座は希望制で、参加する子供たちは週1回、全20回のatama+講座をオンラインで受講。週1回の全体授業でカタリバのスタッフや他の参加者と一緒に、AIが作成する個別の学習カリキュラムに取り組むとともに、自宅学習のカリキュラムも組み合わせることで、学習習慣の定着を目指す。

最新教育動向2022 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点120
¥2,200
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《川端珠紀》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top