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教員向け、中高生の進路選択プログラム「ミライの選択」体験会

 河合塾は2022年6月23日、中高生の進路選択において、物事の決め方を身に付けられる講座「ミライの選択」プログラムの全国展開を発表。教員向けに6月30日、7月22日・28日の3日間、オンラインで体験会を開催する。

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河合塾未来研究プログラム「ミライの選択」
  • 河合塾未来研究プログラム「ミライの選択」
  • 「ミライの選択」プロセス
  • 授業風景。実際にグループワークに取り組む生徒のようす
 河合塾は2022年6月23日、中高生の進路選択において、物事の決め方を身に付けられる講座「ミライの選択」プログラムの全国展開を発表。教員向けに6月30日、7月22日・28日の3日間、オンラインで体験会を開催する。

 河合塾は、2022年度より全国の中学・高等学校を対象に「未来研究プログラム」を本格的に展開。約5,400人の生徒が学ぶ予定となっている(5月時点)。メインプログラムの「ミライの選択」は、中高生の進路選択において、物事の「決め方」を身に付けることを目的に、決断するまでのプロセスを見える化し、生徒が主体的に意思決定できることを目指すプログラム。

 河合塾が2019年に大学生566人を対象に行ったアンケート調査では、「決め方」を体系的に学んだ人はわずか13%。約9割の生徒は、「決め方」を知らないまま人生の大きな岐路である進路選択をしているということになる。たとえば、文理選択や志望校選択において、直近の感情や身近な人の意見で漠然と決めてしまうといったケースでは、結果として大学入学後のミスマッチ等が起こってしまう。

 このような事態を招かないためにも、生徒自身が選択肢をつくりながら決断できる方法を学ぶことが重要と考えられる。「ミライの選択」プログラムの授業では、「総合評価法」や「プロコン法」等の意思決定の思考フレームを部活動等の身近な例を通じて理解を深め、判断力を養うことができる。また、周囲と価値観や判断基準についての意見を交わしながら、自分の考えを俯瞰することで、主体的・対話的な学びにつなげていく。先生向けには、生徒指導や進路指導の経験を生かせるサポートツールを提供。進路と探究のカリキュラム連携にも活用できる。

 河合塾では、このプログラムへの理解を深める機会として、教員向け「ミライの選択」相談・体験会をオンライン(Zoom)にて開催する。開催日は6月30日、7月22日・28日の3日間、各回午後4時半~5時半。体験会では、「ミライの選択」の説明・グループワークによるプログラム体験を予定している。

◆「ミライの選択」相談・体験会
日程:2022年6月30日(木)・7月22日(金)・28日(木)
時間:各回16:30~17:30
会場:オンライン(Zoom)
対象:教員等
参加費:無料
申込方法:Webフォームから申し込む

◆「ミライの選択」プログラム概要
対象:全国の高等学校・中高一貫校
形式:教材提供・出張授業・教員向け研修等(講演会のみも可)
時間:1コマ50分×8コマまたは14コマを想定
費用:教材費1人1,320円
※ワークショップ・教員向け研修6万6,000円 オンライン可
※出張授業は個別相談

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《川端珠紀》

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