2022年から高校で全面実施され注目を集める「総合的な探究」に先行して取り組んだ3名の先生方の奮闘や試行錯誤のプロセスを、新しい取り組みを行う現場の課題解決のヒントとなる「しくじり」として紹介し、ファシリテーターの進行でセッションを深める。
新学習指導要領がスタートした高校現場では、総合的な探究、地域との連携、教科「情報」、総合型選抜の準備といった新たな取り組みに関わる先生が増加しているが、「他の先生を巻き込めない」「管理職の理解がない」「生徒の反応が薄い」「地域の人を怒らせてしまった」等の壁にぶつかるようすもうかがえる。
同イベントでは、先行して「総合的な探究」をスタートさせた3名の先生をゲストに迎え、成功体験ではなく「しくじり」を学びの糧として乗り越えてきたその試行錯誤のプロセスに注目。「しくじり」として語ることで、これまであまり語られることのなかったさまざまな課題に迫り、チャレンジする楽しさとその価値について現場の先生方と共有する。
第1回(6月16日)のテーマは「『先走り』のしくじりから学ぶ 学校のチームづくりで学んだこと」。金沢高等学校の探究科主任・寺西望先生をゲストに、「チームづくり」「メタ認知」「働き方改革」「学習する組織」「フレームの罠」をキーワードにして「しくじり」を共有し、学びを深める。
第2回(7月14日)のテーマは「『計画はバッチリ!』のしくじりから学ぶ SGHとWWLでの実践から見えてきた希望」。「面白くないことはやらない」「みんな素人」「ピンチはチャンス」「みんなで合意」「あたって砕けない」をキーワードに、大阪教育大学附属高等学校平野校舎の主幹教諭・松田雅彦先生をゲストに迎える。
第3回(9月1日)のテーマは、「『地域連携』のしくじりから学ぶ」。「外部連携の作法」「誰がための地域探究」「大学受験と探究の関係」「組織の方向性と個人の意志」「わたしから私たちへ(Me to We)」をキーワードに、元・鳥取城北高等学校総合探究主任の大山力也先生をゲストに迎える。
ファシリテーターは、楽しい学校コンサルタントSecond代表の前田健志氏。プログラムは各回共通で、しくじりの共有、ファシリテーターからのツッコミ、ファシリテーターからのツッコミ、座談会を予定している。
【教員向けトークセッション「先生のしくじりから学ぶ 『総合的な探究』の困難と希望」】
会場:オンライン(Zoom)
対象:探究やキャリア教育に携わる高等学校・中学校の先生等の学校関係者
募集人数:各回定員200名
参加費:無料
申込方法:イベント参加申込フォームより期日までに申し込む(先着順)
◆第1回「『先走り』のしくじりから学ぶ 学校のチームづくりで学んだこと」
日時:2022年6月16日(木)16:30~18:00
申込期限:6月14日(火)
◆第2回「『計画はバッチリ!』のしくじりから学ぶ SGHとWWLでの実践から見えてきた希望」
日時:7月14日(木)16:30~18:00
申込期限:7月12日
◆第3回「『地域連携』のしくじりから学ぶ」
日時:9月1日(木)16:30~18:00
申込期限:8月30日(火)