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文科省「MEXCBT」テスト作成サイト利用申込開始

 文部科学省CBTシステム「MEXCBT(メクビット)」は2022年5月9日、2022年度のテスト作成サイトの利用申込受付を開始した。テスト作成サイトの利用を希望する学校設置者は、運用支援サイトの利用申込ページにアクセスし、必要事項を入力して申し込む。

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文部科学省CBTシステム(MEXCBT)活用イメージ
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 文部科学省CBTシステム「MEXCBT(メクビット)」は2022年5月9日、2022年度のテスト作成サイトの利用申込受付を開始した。テスト作成サイトの利用を希望する学校設置者は、運用支援サイトの利用申込ページにアクセスし、必要事項を入力して申し込む。

 「MEXCBT」は、GIGAスクール構想により、児童生徒1人1台端末環境が整備されたことを踏まえ、児童生徒が学校や家庭において、国や地方自治体等の公的機関等が作成した問題を活用し、オンライン上で学習やアセスメントができる公的CBTプラットフォーム。2020年度にプロトタイプ(試行版)を開発し、2020年度は約3万人、2021年度は約11万人の児童生徒が活用。MEXCBT(機能拡充版)は、2021年11月1日から利用申込を受け付け、12月より希望する全国の小中高校等で活用を開始している。

 5月9日には、2022年度のテスト作成サイトの利用申込受付を開始した。利用申込は、学校設置者が対象。利用を希望する設置者は、MEXCBT運用支援サイトから利用申込ページにアクセスし、「6 テスト作成サイト利用申込」メニューより必要事項を入力して申し込む。設置者情報の登録が未済の場合は、新規登録のうえ、テスト作成利用申込に進む。

 テスト作成サイトでは、設置者による問題作成を想定しているが、各校の教員が利用することも可能。その場合は、アカウント情報を設置者の管理のもと、希望する学校へ共有する。各校の教員が作成した問題についても設置者が内容を確認したうえで、テスト公開申請は必ず設置者が行う。

 アカウントの種類は、テスト作成サイトの利用申込時に「共用フォルダでの試用(MEXCBTへのテスト搭載は行わない)」「専用フォルダでの作成(MEXCBTへのテスト搭載まで実施予定)」のいずれかを選択する。

 「共用フォルダでの試用」を選択した場合は、当日または翌営業日から利用可能。テスト作成サイト利用申込ページでIDとパスワードが発行される。利用できるアカウントは1アカウント。親フォルダは他自治体の利用者と共用となっているため、初めてログインした際は、未利用の子フォルダを任意の名称に変更する。試用アカウントで作成したテストはMEXCBTへ搭載できない。

 「専用フォルダでの作成」を選択した場合は、利用できるアカウントは、1アカウントまたは5アカウントのいずれかとなり、申込時に選択する。1アカウントの場合は、利用開始希望日は申請日から1週間以降の日付を入力。5アカウント希望の場合は、アカウント発行まで少し時間がかかる場合があるという。

 多くの人に利用してもらうため、テスト作成サイトの利用期間は、利用開始から90日間となる。テスト作成サイト利用期間終了後も、MEXCBTに搭載した問題は配信・受検等が可能。テスト作成サイト内のアイテム・テスト等は、利用期間終了後、順次削除されるが、公開申請を行ったテストは問題情報管理システムでZipファイルが保管される。公開申請前のもの等、作成途中で保管したい場合は自分でエクスポートしてZipファイルを保管する。

 なお、利用期間の延長を希望する場合は、期間終了前にオンライン学習システム推進コンソーシアム事務局(内田洋行 教育総合研究所)まで連絡する。詳細は、運用支援サイトで確認できる。
《奥山直美》

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