学研ホールディングスは、ベトナムで幼児教育情報サイトを運営するキディハブ・エデュケーション・テクノロジー(KiddiHub)と資本提携し、2022年4月8日現地で調印式を執り行った。3年後を目途にKiddiHubの過半の株式を取得し、傘下に収めることを目指す。 キディハブ・エデュケーション・テクノロジー(KiddiHub)は、教育プラットフォームの運営、保育士向け就職支援、幼稚園向けコンサルティング事業等を展開する2020年に設立されたベトナムのEdTech企業。幼児向けの園・習い事口コミサイトやECサービスを展開しており、2021年10月時点のコミュニティサイト登録者数は8万5,000人にのぼる。 学研ホールディングスは、2021年11月にKiddiHubと業務提携契約を締結。2021年12月には文部科学省の「日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)」応援プロジェクトに採択され、ベトナムで幼児教育事業の準備を行ってきた。「EDU-Portニッポン」は、文部科学省・経済産業省・外務省や地方公共団体等、官民が共同で取り組む日本型教育の海外展開を推進する事業。 資本提携後、ベトナムで進めるおもな事業は、幼稚園向けSTEAMプログラムの開発・営業販売、保育士や保護者向け教育・保育情報のコンテンツ開発、幼稚園・幼児教室・学校向けのICT/LMSシステムの開発や営業販売、学研コンテンツの付加による教育プラットフォームサイトの拡充や情報発信。 まず、ハノイ市、ホーチミン市の私立幼稚園向けに、ベトナムの教育指針に沿ったSTEAMプログラムを提供。2025年には、1,000の幼稚園への提供を目指し、事業展開を加速させていく。 学研ホールディングス取締役 百田顕児氏は、4月8日に行われた調印式で「これから様々なチャレンジはあると思いますが、それをKiddiHubとともに乗り越えていける大きな期待に胸が膨らんでいます。今回の提携を新たなスタートとして、学研グループとKiddiHubが一体となって子どもたちの明るい未来のため、よりよい社会の実現のために、社会貢献に取り組んでまいります。」とコメントしている。
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