こども家庭庁は2025年5月14日、「災害時のこどもの居場所づくり」手引きおよびチェックリストを発表した。自治体職員や民間団体が災害時に子供の居場所づくりに取り組むための具体的な方法などをまとめている。
「災害時のこどもの居場所づくり」は、2023年12月に閣議決定された「こどもの居場所づくりに関する指針」を受けて、東洋大学「災害時のこどもの居場所づくり調査研究」の研究成果をもとに作成された。
手引きは「総論」「災害時のこどもの居場所づくり~発災後~」「平時の備え~発災前~」「資料編」の4章で構成。平時の備えから、発災直後・中・長期を含む期間を扱っている。過去の実践の知見を踏まえ、災害時における子供の居場所づくりに必要な情報や留意すべき点、参考になる取組みなどもまとめている。
こども支援・子育て支援を担当する行政職員や教職員、保育士・幼稚園教諭・保育教諭・障害児支援に関わる人、子供の支援に携わる民間の支援団体、地域での防災活動やそのほかの災害支援に関わる人などを対象としている。
手引きを活用することで、多くの人が災害時の子供の居場所づくりに取り組めることを目指している。手引きは、こども家庭庁こどもの居場所づくりのWebサイトより確認できる。