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ハイブリッド授業システム開発…沖縄インターナショナルスクール

 オキナワインターナショナルスクール(OIS)は2022年3月31日、コロナ禍における教室とリモートでの授業をハイブリッドで行うスクール向け「ハイフレックス型授業システム」の開発完了を発表した。

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 オキナワインターナショナルスクール(OIS)は2022年3月31日、コロナ禍における教室とリモートでの授業をハイブリッドで行うスクール向け「ハイフレックス型授業システム」の開発完了を発表した。

 オキナワインターナショナルスクール(OIS)は、2003年沖縄県那覇市に英語環境のプリスクールとして開校。現在、幼小中高の国際バカロレア一貫校としてグローバル教育を行っている。

 国際バカロレアとは、国際バカロレア機構(本部ジュネーブ)が提供するグローバル化に対応した素養・能力を養成する教育プログラム。国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与え、大学進学へのルートを確保することを目的としている。OISは2011年7月に認定を受け、「国際バカロレア初等教育課程(PYP)認定校」となっている。

 今回開発した「ハイフレックス型授業システム」は、ものづくり補助金を活用して開発。OISでは2020年3月よりコロナウイルスの影響により、早期よりオンライン授業を行ってきた。しかし、スクールでの対面授業が解禁された後も、自宅からリモート受講する一部の生徒はZoomで授業を見ることしかできず、十分な理解度が得られる授業ができないという課題があった。そこで、この課題を解決するため、国内外のアプリを探したものの対応できるアプリが見つからず、開発に至ったのだという。

 「ハイフレックス型授業システム」では、教員はパワーポイント等の資料をリモート生徒用に準備する必要はなく、リアルで授業をするだけで良い。さらに生徒がiPadで書いている課題をリアルタイムで全員分確認することができる。

 生徒は画面に映されたホワイトボード(黒板)で授業に参加し、先生の顔を確認することができる。リモート受講する生徒に聞いたところ、「実際に受ける授業と変わらない」という感想が得られたという。現在はiOSのみの対応だが、今後はPC・Androidにも対応範囲を広げていく。
《川端珠紀》

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