ビジネスソリューションを提供する日本ユニシスは、保育士と保護者間のコミュニケーションを支援する「mierun(ミエルン)」の技術検証を実施しており、2022年春に提供開始すると発表した。 「mierun(ミエルン)」は、「見える化」という観点に着目したサービス。保育園と家庭での子供のようすや発達の状況、園職員の勤務状況や開発者側の計画を互いに確認することができるコミュニケーションツールとなっている。また、要望を素早く取り入れ改善し続けるという新しいプロジェクト体制で取組みを行っている。これは、サービスに求める価値は、時代やタイミングによって変わり続けるものであり、価値に合わせて俊敏に対応できる体制が必要であるからとしている。 ベータ版での仮説検証を行った園では、連絡帳記入する時間を紙での記入と比較したところ、園児1人につき1日2分30秒短縮し、1クラス(20名)単位では年間205時間を短縮した。さらに、園から「連絡帳内に、保育園側のみ見られるメモ欄がほしい」という要望があがった際には、実装まで2週間を実現したという。 「mierun(ミエルン)」は、2021年12月1日から2日の期間で開催される見本市「保育博2021」へ出展する。来場者にはヒアリングを実施し、「mierun(ミエルン)」への要望は改善して取り入れていく。 また日本ユニシスは、2015年から保育業務・情報を支援する保育業務支援クラウドサービス「ChiReaff Space(チャイリーフ スペース)」をサービス展開。これまでに得た知見・保育ノウハウを生かし「mierun(ミエルン)」のサービス開始後も継続的改善を行い、常に新たな価値を提供していきたいとしている。◆「保育博2021」開催日時:2021年12月1日(水)~2日(木)10:00~17:00会場:東京都立産業貿易センター浜松町館入場:無料(登録必須)登録、詳細については「保育博2021」Webサイトで確認できる