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東京学芸大附属校入試で出題ミス、複数名が追加合格

 東京学芸大学は2021年11月16日、2021年度(令和3年度)東京学芸大学附属学校の入学試験において、入試問題ミスがあったことを公表した。あらためて合否判定を行った結果、複数名の追加合格があったという。

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 東京学芸大学は2021年11月16日、2021年度(令和3年度)東京学芸大学附属学校の入学試験において、入試問題ミスがあったことを公表した。あらためて合否判定を行った結果、複数名の追加合格があったという。

 2021年度(令和3年度)東京学芸大学附属学校の入学試験において、正しい選択肢を問う問題で、選択肢の中に正答がないことがわかった。9月に外部者からの情報提供で発覚した。

 入試問題ミスを踏まえ、当該問題について全員正解と扱うこととし、得点を修正。あらためて合否判定を行った結果、本来合格とすべき受検者が複数名いることが判明した。

 本来合格とすべきであった受験生本人と保護者に対しては、すでに経緯を説明し、お詫びするとともに、入学する場合の手続きや修学上の支援を伝え、今後の対応について了承してもらっているという。

 東京学芸大学は「厳正・確実であるべき入学試験において、このような事態を引き起こし、受験生をはじめ関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。今回の事案を厳粛に受け止め、今後このようなことが生じないよう、当該学校に対し、チェック体制を強化し再発防止に努めるよう指示してまいります」とコメントしている。

 東京学芸大学の附属学校は、小学校や中学校、中等教育学校、高等学校等11校ある。東京学芸大学では、入試問題ミスの詳細や追加合格者に関する情報について、関係者のプライバシーを侵害したり、二次被害を与えたりする恐れがあること等を理由に公表を差し控えるとしている。
《奥山直美》

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