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危険を自分事に…生駒市の小学生向けSNS・情報モラルコンテンツ

 奈良県生駒市は、小学生を対象に「情報を探る側」の視点でSNSの使い方・情報モラルを学ぶ独自の授業コンテンツを開発し、2020年度から市立小学校で順次開催している。2021年度は6月16日・17日に生駒南小学校で、6月18日に桜ヶ丘小学校で5・6年生を対象に実施する。

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奈良県生駒市でのSNSの使い方・情報モラル授業のようす
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 奈良県生駒市は、小学生を対象に「情報を探る側」の視点でSNSの使い方・情報モラルを学ぶ独自の授業コンテンツを開発し、2020年度から市立小学校で順次開催している。2021年度は6月16日・17日に生駒南小学校で、6月18日に桜ヶ丘小学校で5・6年生を対象に実施する。

 1人1台端末によるオンライン授業や調べ学習、家庭でのインターネット利用等、タブレットやパソコンは子供たちのなくてはならないツールとなっている。しかし、どんなにセキュリティを設定しても扱う人が上手な使い方を知っていなければ「知らない人とつながってしまう」リスクを回避できず、実際に危険に晒される子供が増えている。

 生駒市では、このリスクを自分事として実感し、子供たちひとりひとりがSNSの使い方・情報モラルを考えられる新しいコンテンツを開発。授業では、顔を隠し、声を変えた講師がオンラインで自分に関する3つのキーワード(苗字、役職、地名)を提示し、それを頼りに子供たちが30分間インターネットで講師の個人情報を検索。実際に子供が「個人情報を探る側」になることで、簡単に他者の個人情報を検索できることを体感すると同時に、悪意のある大人に検索される危険性も実感できる仕組みとなっている。

 また、SNSのおかげで出版やテレビ出演が叶うと同時に、SNSで言葉の暴力を受けた経験を持つ講師が、自身の経験を紹介しながらSNSや情報と上手に付き合う5つのポイントを伝授。Facebook、LINE、Instagram、TikTok、Twitter等の実際の画面を教材にしながら、SNSの定義や各SNSの特徴を解説し、実際に知らない人から講師に来たメッセージを用いながら、最低限知っておきたい「自分を守るための機能」について説明する。

 過去に授業を受けた児童からは、「SNSは楽しいだけだと思っていたけど、実際話を聞いてみて楽しいだけじゃなくて、事件などこわいことにも巻き込まれるのだなぁと思った(5年生児童)」「住所を見つけた時、正直すごくびっくりしました。Googleはここまでのっているの!!と思いました(5年生児童)」「SNSをやる時は親と『なぜ使うのか?』『どんなメリットがあるか?』『デメリットを避けるために何をどうするか?』を話した上で、やるかやらないかをきめようと思います(6年生児童)」といった感想が寄せられている。

 6月16日・17日に生駒南小学校、6月18日に桜ヶ丘小学校で実施する授業は取材可能。取材希望は、前日まで生駒市教育指導課にて受け付けている。
《畑山望》

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