オンライン生放送学習サービス「Schoo(スクー)」を運営するSchooは、福岡大学商学部と連携し、「クリエイティブ・マネジメント・プログラム(MaCOP)」のオンライン化を共同実施する。2020年9月25日から毎週金曜日午後8時から午後9時まで、全10回の講義を生配信する。 福岡大学商学部がある福岡市は、ゲーム関連企業の誘致や育成に力を入れている。しかし、ゲーム業界ではマネジメント側の人材育成に課題を抱えている。この課題を解決するため、福岡大学商学部では2018年より、企画、マーケティングから組織作りまでのマネジメントを担う人材を育成するカリキュラム「クリエイティブ・マネジメント・プログラム」を設置している。 ゲーム業界のマネジメントは、属人化が強く言語化・体系化されていないため、業界で実際に働き始めた人が改めて学びなおしたいというニーズがあった。また、ゲームが好きだからこそ業界知識や制作現場をもっと学びたいという人も多いという。このような理由から、「クリエイティブ・マネジメント・プログラム」については一般公開型のオンライン講座化を計画していた。 Schooと福岡大学商学部が連携することにより、「クリエイティブ・マネジメント・プログラム」のオンライン化を共同実施。その第1弾として、秋期正規課程の講義である「クリエイティブ社会論」をオンライン向けに再編集した「ゲーム業界におけるクリエイティブとビジネスのマネジメント」を公開する。 講義は全10回。9月25日より毎週金曜午後8時から午後9時まで、Schooで生配信する。講義では、特徴のあるゲームビジネスの構造、それを取り巻く環境についてマクロな視点、ゲームを創る側の集団的創造活動のマネジメントというミクロな視点から学ぶ。おもに企画者として、製品開発やマネジメントについて考える型を得ることを目指している。 Schooの授業は1人で動画を見て学ぶだけではなく、チャットに参加して受講生同士、先生とのコミュニケーションがリアルタイムで行えることが特徴。今回のカリキュラムにあるワークショップとグループディスカッションでは、Schooの既存のシステムと他社システムを組み合わせることでオンラインでのn対nのコミュニケーションという新しい学習体験を実現する。 「クリエイティブ社会論」を履修している学生は単位が取得できる。まだ履修していない学生も受講できるほか、学生・社会人問わず興味のある人は全国どこからでも視聴できる。参加は無料。受講には無料の会員登録が必要。