文部科学省の松本洋平大臣は2026年3月24日の定例記者会見で、神奈川県寒川町の小学校教員による盗撮容疑での逮捕事案や、沖縄・辺野古沖での船の転覆・死亡事故について言及した。
まず、神奈川県寒川町の小学校教員の逮捕事案について、「教師による生徒への性暴力は決してあってはならず、断じて許されない」と述べ、強い遺憾の意を示した。再発防止に向け、盗撮の観点などを新たに盛り込む形で「教員性暴力等防止法」に基づく基本指針を改定する予定と説明。また、12月施行予定の「こども性暴力防止法」を見据え、こども家庭庁と連携して対応する方針を明らかにした。
沖縄・辺野古沖で発生した同志社国際高校の船の転覆・死亡事故をめぐっては、記者から「平和学習において多角的な視点が確保されているのか」との質問が出た。これに対し松本大臣は、平和教育を含む高校教育では、特定の考え方に偏ることで生徒の主体的な思考を妨げないよう配慮が必要であり、この点は学習指導要領にも明記されていると説明。今回の事案については、所管の京都府を通じて事実関係を確認中で、結果を踏まえて必要な対応を検討するとした。
文科省が「危機管理マニュアルの作成徹底を通知する方向で検討している」との報道については、「現時点で方針を決定した事実はない」としつつ、事実確認を進めながら、学校外活動の安全確保に向けた対応を検討する考えを示した。
このほか会見では「第15回科学の甲子園全国大会」で岡山県立岡山朝日高等学校が優勝したことにも触れ、47都道府県の代表校に敬意と感謝を表明。今後も「科学の甲子園」への支援を含め、次世代の科学技術人材の育成・確保に向けた取組みを推進していく方針を示した。







