文部科学省と日本学生支援機構は2025年9月19日、トビタテ!留学JAPANの第2ステージ「新・日本代表プログラム」における「拠点形成支援事業」で、新たに徳島県を2025年度採択地域に決定したと発表した。2025年度は群馬県、富山県、京都府に続く、4拠点目。
「トビタテ!留学JAPAN」は、日本の大学生や高校生が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的に2013年にスタートした官民協働海外留学支援制度。2023年度からは新たなビジョン・コンセプトを掲げ第2ステージ(2023~2027年度)を展開。「拠点形成支援事業」では、「地域にイノベーションを起こすグローバル探究リーダー」の育成を目的に、留学モデル拠点地域を採択。これまでに石川県、静岡県、滋賀県、福島県、高知県の5県が選ばれ、それぞれの地域から派遣留学生が世界へ飛び立っている。
2025年度は、3府県(群馬県、富山県、京都府)に続き、徳島県を地域事業を採択。採択地域では、「マイ好奇心探究コース」「社会課題探究コース」「STEAM探究コース」「スポーツ・芸術探究コース」に、地域特有の課題解決や地域貢献につながるテーマを海外で探究する「地域探究コース」を加えた、5つのコースからなる留学プログラムが実施される。
徳島県の事業名は「徳島の未来を拓くグローカルリーダー育成事業」。生徒等募集期間は、2025年12月~2026年4月の予定。留学期間は、留学先における活動期間が14日以上65日以内で、2026年7月10日以降、2026年10月31日までに終了する留学計画を対象とする。
日本学生支援機構では、派遣留学生への奨学金等の費用の2分の1を支援するとともに、事業の安定運営のための伴走支援を行う。事業の対象となる高校生等の要件やプログラムの内容、募集時期・選考方法などは地域事業によって異なるため、詳細は今後、「トビタテ!留学JAPAN」公式Webサイトおよび採択地域のWebサイトなどに掲載される。