神奈川県教育委員会は2025年9月18日、2025年度実施(2026年度採用)神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験(夏期試験)の第2次試験結果および実施状況を発表した。第2次試験の合格者は、前年度比93人減の961人で、最終倍率は3.2倍となった。
2025年度実施の神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験(夏期試験)は、第1次試験を7月6日に、第2次試験の面接等を8月4日~15日、実技を8月11日~18日の指定日に実施した。採用予定者数1,090人に対し、応募者総数は3,499人、受験者総数は3,042人で、第1次試験は2,110人が通過。第2次試験の合格者は、前年度比93人減の961人となった。最終倍率(受験者総数/第2次試験合格者数)は、前年度比0.2ポイント増の3.2倍。
区分別の最終合格者数は、「小学校」228人、「中学校」242人、「高等学校」325人、「特別支援学校」135人、「養護教諭」26人、「栄養教諭」5人。2025年度実施の採用試験では、採用予定者数を前年度より10人多く設定したものの、全体の合格者数は減少し、小学校では前年度に比べ合格者数が76人も減る結果となった。
区分別の倍率は、「小学校」2.1倍(前年度2.0倍)、「中学校」3.0倍(同3.9倍)、「高等学校」3.7倍(同3.4倍)、「特別支援学校」2.2倍(同2.0倍)、「養護教諭」9.2倍(同8.3倍)、「栄養教諭」14.0倍(前年度募集なし)。中学校のみ倍率が前年度より低下、そのほかの区分では前年度より上昇した。
このほか、特別支援学校の自立活動担当では、若干名を募集し、理学療法士2人、看護師1人、計3人が合格している。倍率は5.0倍だった。
神奈川県のWebサイトでは、校種ごとの選考結果一覧や合格最低点などを示した合格基準などの情報も公開している。