LINEみらい財団は2025年8月5日、授業支援プラットフォーム「ロイロノート・スクール」で利用できるGIGAワークブックのデータ提供を開始した。小学校低学年向け、小学校高学年向け、中高生向けのほか、教員向け使い方の手引きもあり、無料でダウンロードして活用できる。
GIGAワークブックは、情報モラル教材として通常は100ページを超えるPDF文書として配布されるが、今回の「GIGAワークブック(ロイロノート版)」はLoiLo社が運営する「ロイロノート・スクール」上で授業に使用しやすいよう内容ごとに分割し、一部調整を加えてファイル形式を「.loilonotes」に変換した。ダウンロードしたデータをロイロノートにインポートすることで、教材をそのまま活用できる。児童生徒への共有・配布、文字の入力、手書き、カードの編集が手軽に行えるという。
児童・生徒が行うワーク(演習)にはさまざまなものがあり、書き込みやカードを動かすなどの操作はないが、ノートを読み、クラスの友達と意見を共有し話しあうタイプもある。
「GIGAワークブック(ロイロノート版)」は、無料でダウンロード可能。zipファイルには、おもに小学校1~3年生向けの「GIGAワークブック2025_beginner.loilonotes」、おもに小学校4~6年生向けの「GIGAワークブック2025_standard.loilonotes」、おもに中学生・高校生向けの「GIGAワークブック2025_advanced.loilonotes」、教員向け使い方の手引き「GIGAワークブック2025(ロイロノート版)」の4ファイルがある。
zipファイルを展開・解凍し、授業を行う生徒にあわせて、ロイロノート・スクールにてインポートして利用できる。詳細は使い方の手引きを確認することが推奨される。また、ロイロノート・スクールの導入方法や使い方については、LoiLo社のWebページを参照することができる。
LINEみらい財団は今後も、情報リテラシーに関する教材の開発を通じて、子供たちがデジタル社会で生きる力を養うことを支援していくとしている。