学事出版は2025年5月13日、全国の教育関係者を対象に第23回学事出版教育文化賞の論文募集を開始した。応募締切は8月29日、論文提出締切は9月30日。教育に携わる個人、団体、学校などからの投稿を幅広く受け付ける。
教育実践を広く紹介し、学校教育の質向上を目指す学事出版教育文化賞は、学事出版の創立40周年を記念して創設され、今回で23回目を迎える。2024年度は過去最多の111本の応募があり、教育文化賞(最優秀賞)、優秀賞、雑誌賞が選出された。
学事出版教育文化賞の目的は、教育に携わる個人や団体、学校が行う優れた教育実践を発掘し、顕彰すること。これにより、教育関係者の新たな取組みを奨励し、学校教育の質向上に寄与することを目指している。応募対象は、幼稚園から大学、フリースクール、NPO法人など幅広い。提出する論文は未発表のオリジナルであることが条件で、A4判横書き、1ページあたり40字×30行で5ページ以内、本文は6,000字以内とされている。
応募締切は8月29日、論文提出締切は9月30日。入選者には12月中旬までに連絡があり、2026年1月中旬ころに学事出版のWebサイトで発表される。表彰式は1月下旬に行われる予定だ。受賞者には賞金やトロフィーが贈られ、特に優れた論文は書籍化されることもある。
2024年度の受賞論文には、「児童の自尊感情を育む学校づくりをめざして」や「Agencyを育む教科教育の在り方の探究」などがあり、これらは学事出版の雑誌に掲載されている。教育文化賞は、教育的意義や価値、実践の成果、構成力、表現力などが評価基準となる。
応募はWebサイトから行い、必要事項を記入のうえ、論文の電子データをメールで提出する。学事出版は、教育関連図書や教材の出版を手掛ける企業で、教育文化賞を通じて教育界への貢献を続けている。
◆第23回学事出版教育文化賞
応募締切:2025年8月29日(金)必着
論文提出締切:2025年9月30日(火)必着
応募対象:教育に携わる個人、団体、学校(幼稚園・保育所、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校、専門学校、短大、大学、フリースクール、サポート校、NPO法人等)からの投稿
応募方法:学事出版Webサイトの応募フォームより送信、論文は応募フォーム送信後に電子データ(PDFまたはWord)を添付してメールで提出する