北海道教育委員会は2025年4月2日、2026年度(令和8年度)公立学校教員採用候補者選考検査のALT特別選考実施要領を公開した。採用予定者数は若干名。5月1日まで出願を受け付け、8月1日から3日に検査を実施する。教員職員免許状がなくても受検可能。
北海道公立学校教員採用候補者選考検査のALT特別選考は、北海道・札幌市公立学校教員候補者選考検査のうち、優れた語学能力を有するALT経験者を英語教員として採用するための特別選考。中学校・高等学校の英語教諭、若干名を募集する。教員職員免許状がなくても受検できる。
受検資格は、英語を母語または公用語とする国の出身者、またはそれと同程度の英語の語学力をもち、北海道が任用するALTとして道立高等学校に通算2年以上勤務した経験のある者など。英語を母語または公用語とする国の出身者と同等の語学力とは、CEFR C1相当(実用英語技能検定1級・TOEFLiBTスコア95点以上・TOEIC L&R/TOEIC S&Wスコア1,845点以上)を指し、出願時に証明書の提出が必要。
採用希望者は、Webにて申込みを行い、願書・エントリーシートを郵送で提出する。締切りは5月1日。
検査は8月1日から3日に、適性検査と面接、実技検査(場面指導・英語による自由会話)を実施する。(教員採用選考の第1次検査は免除となるため、第2次検査からの受検となる)検査の詳しい日程については、7月18日発送予定の受検票で知らせる。合格者発表は9月26日の予定。
なお、教員職員免許状を所有していない者は、合格登録後、北海道教育委員会が実施する特別免許状授与のための教育職員検定に合格し、特別免許状を取得する必要がある。2026年3月31日までに中学校教諭(英語)または高等学校教諭(英語)の特別免許状を取得できなかった場合は、採用候補者名簿から削除となる。詳細は、北海道教育委員会のWebサイトで確認できる。