文部科学省は2025年3月25日、同省において、教科用図書検定調査審議会総会を開催する。2024年度の教科用図書検定の実施状況や審議結果、デジタル教科書推進ワーキンググループの中間まとめ、教科用図書検定規則実施細則の改正、教科書検定関係業務のデジタル化、次期会長の選出などが議題として取り上げられる。
教科用図書検定は、教育の質を向上させるために重要なプロセスである。特に、デジタル教科書の推進は、教育現場におけるICTの活用を促進し、学習の効率化や個別最適化を図ることを目的としている。今回の総会では、デジタル教科書推進ワーキンググループが2月に発表した中間まとめについても議題にあがっている。
また、教科用図書検定規則の実施細則の改正についても議論される。これにより、教科書検定のプロセスがより透明性をもち、効率的に行われることが期待される。さらに、教科書検定関係業務のデジタル化についても検討され、業務の効率化が図られる見込みである。
総会については、一般の人もオンラインでの視聴が可能。オンライン傍聴を希望する人は、3月24日正午までに傍聴申込フォームより登録する。オンライン傍聴の詳細は、登録後にメールで案内される。
この総会は、教育関係者や保護者にとって、教科書のあり方やデジタル化の進展を知る重要な機会となる。教育の未来を見据えた議論が期待される。
◆令和6年度(2024年度)教科用図書検定調査審議会総会
日時:2025年3月25日(火)13:30~15:00
会場:文部科学省東館3F1特別会議室
傍聴締切:2025年3月24日(月)12:00
参加費:無料
申込方法:Webサイトより事前登録