生成AIとは【教育業界最新用語集】

　「教育業界最新用語集」では、教育業界で使われているICT用語や受験用語、省庁が進める取組みなどを、おもに教育関係者向けに解説する。記事を読んでいるときや、普段の業務でわからない用語があったときに役立てていただきたい。

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2025.1.30 Thu 13:45

生成AIとは

読み

　せいせいエーアイ

表記

　生成AI、ジェネレーティブAI

分類

　AI技術

ひとことで言うと

　学習したデータをもとに新しいコンテンツを自動的に生成する人工知能技術の総称

解説

　生成AI（ジェネレーティブAI）は、学習したデータをもとにテキストや画像、音声、動画などの新しいコンテンツを自動的に生成する人工知能技術。従来のAIが「分析」や「分類」を行うのに対し、生成AIはオリジナルの新しいものを創り出せる点が大きな特徴。おもに深層学習（ディープラーニング）モデルによりAIが自ら学習を重ね、自然でリアルなコンテンツを生成することができる。

　生成AIのおもな種類は、「テキスト生成」「画像生成」「動画生成」「音声生成」の4つ。多くの企業が多様な生成AIを開発しているが、一般的に普及しつつあるテキスト生成の代表的なサービスを紹介する。
【テキスト生成】
・ChatGPT…OpenAIが開発した対話型AI。生成AIが世に知られるきっかけとなった
・Copilot…Microsoftが開発した多機能AIアシスタント。Microsoft 365と連携利用できる
・Gemini…Googleが開発した対話型AI。2024年2月にBirdからGeminiに名称変更
そのほか、画像生成では「Stable Diffusion」「Midjourney」、動画生成では「Runway Gen-2」「Kaiber」、音声生成では「Amazon Polly」「VALL-E」などが知られる。

　教育現場での活用も進められているが、誤った情報をもとに生成してしまう「ハルシネーション」や、著作権侵害のリスクなどの課題もある。全面的に信用して使用するのではなく、作業の効率化や新たなアイデアのきっかけとして思考を深めるための使用が模索されている。