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大阪府教員採用、志願倍率4.6倍…大3生等選考に668人応募

 大阪府教育委員会は2024年6月7日、2025年度(令和7年度)大阪府公立学校教員採用選考テストの志願状況について公表した。志願者数は、前年度比317人減の5,680人、志願倍率は4.6倍。新設した大学3年生等対象の選考には668人から応募があった。

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令和7年度(2025年度)大阪府公立学校教員採用選考テスト志願者状況 (総括表)
  • 令和7年度(2025年度)大阪府公立学校教員採用選考テスト志願者状況 (総括表)
  • 令和7年度(2025年度)大阪府公立学校教員採用選考テスト校種・教科・科目別志願者数
  • 令和7年度(2025年度)大阪府公立学校教員採用選考テスト校種・教科・科目別志願者数
  • 令和7年度(2025年度)大阪府豊能地区公立学校教員採用選考テスト 志願者数(確定値)

 大阪府教育委員会は2024年6月7日、2025年度(令和7年度)大阪府公立学校教員採用選考テストの志願状況について公表した。志願者数は、前年度比317人減の5,680人、志願倍率は4.6倍。新設した大学3年生等対象の選考には668人から応募があった。

 2025年度大阪府公立学校教員採用選考テストは、3月8日から4月19日まで出願を受け付けた。志願者数は5,680人で、前年度より317人減少し、志願倍率は前年度比1.3ポイント減の4.6倍となった。採用数は、前年度より220人多い1,230人を見込む。

 校種別・職種別の志願者数は、小学校1,431人(前年度比31人減)、小中いきいき連携73人(同25人減)、中学校1,520人(同142人減)、高等学校1,533人(同153人減)、養護教諭484人(同52人増)、栄養教諭98人(同8人減)。支援学校は幼稚部・小学部共通および小学部が265人(同2人減)、中学部が149人(同22人減)、高等部が125人(同16人増)。

 志願倍率は、小学校・小中いきいき連携3.3倍(前年度比1.9ポイント減)、中学校5.1倍(同1.5ポイント減)、高等学校6.7倍(同1.3ポイント減)、養護教諭12.1倍(同1.3ポイント増)、栄養教諭9.8(同0.8ポイント減)。支援学校は幼稚部・小学部共通および小学部が2.9倍(同0.1ポイント減)、中学部が2.5倍(同0.4ポイント減)、高等部が2.5倍(同0.3ポイント増)。前年度と比べ、志願者数・倍率が増加したのは、養護教諭と支援学校(高等部)のみだった。このほか、2025年度に新設した大学3年生等を対象とした選考には668人が応募。今後、志願者は1次試験(筆答テスト)受験し、選考を通過した者を2026年度の1次試験の免除者とする。

 2025年度大阪府公立学校教員採用選考テストは、1次選考を6月15日、結果を6月28日発表予定。2次選考は、筆答および実技テストを8月10日・21日・25日、面接テストを7月上旬から9月上旬の期間の指定された1日で実施、結果を9月27日に発表予定。

 また、大阪府とは別で独自に試験を実施する豊能地区3市2町(豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町)による教員採用選考には、採用予定者数約140人に対し、計657人が志願。志願倍率は4.7倍で、前年度より0.5ポイント増加した。大学3年生等を対象とした選考には34人から応募があった。

 豊能地区3市2町では、1次選考の筆答を6月15日、集団面接を6月22日~30日のうち指定された1日で実施し、結果を7月23日発表予定。2次選考は、筆答を8月10日、実技(中学校)を8月3日~25日の規定日で教科ごとに行い、面接を8月21日~30日のうち指定された1日で実施、結果を9月27日に発表予定。

《川端珠紀》

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