英語教育協議会は2024年5月22日、機関誌「ELEC BULLETIN」「英語展望」全122号のデジタル化を行い、Webサイトにて無料公開したことを発表した。現在、第1号から第20号までを公開中で、今後も巻数を順次追加していくとしている。
「ELEC BULLETIN」「英語展望」は、ELECが1961年に創刊した英語教育専門機関誌。創刊時は「ELEC BULLETIN」であったが、のちに「英語展望」にタイトルを変更した。2015年の休刊まで54年間、英語教育に携わる人々に向けて、日本の英語教育の本質的な課題を取り上げ、学校における英語教育のあるべき姿、教員に求められる指導力と英語力を提示してきた。
「ELEC BULLETIN」「英語展望」は研究用資料としての価値が高く、現在も閲覧や購入希望の問合せがあることから、要望に応えるべくデジタルアーカイブとして「ELEC BULLETIN」「英語展望」全122号のデジタル化を実施。歴史的研究価値の担保のためにあえて当時のページのままとして、Webサイトに公開した。
Webサイトでは、現在第1号から第20号までを無料公開中。今後も巻数を順次追加していくとしている。なお、Web上での閲覧のみ可能で、ダウンロードはできない。また、各号記事の無断転載・無断リンクを禁じており、引用等では出典を明記する必要がある。
英語教育協議会は、多くの人々がこの貴重な知的遺産やリソースにアクセスして、これからの英語教育の発展の一助となることを願うとしている。
