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福岡県の教員採用、志願倍率…小中等1.9倍・高校等4.2倍

 福岡県教育委員会は2024年5月24日、2025年度(令和7年度)福岡県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を公表した。小・中・養護・栄養教員の志願倍率は計1.9倍、高校・特別支援学校の志願倍率は計4.2倍。大学3年生チャレンジ特別選考には126人が志願した。

教育行政 教育委員会
令和7年度 教員採用候補者選考試験志願状況(小・中・養護・栄養教員)
  • 令和7年度 教員採用候補者選考試験志願状況(小・中・養護・栄養教員)
  • 令和7年度 教員採用候補者選考試験志願状況(高等学校・特別支援学校)
  • 大学3年生チャレンジ特別選考に係る志願状況

 福岡県教育委員会は2024年5月24日、2025年度(令和7年度)福岡県公立学校教員採用候補者選考試験の志願状況を公表した。小・中・養護・栄養教員の志願倍率は計1.9倍、高校・特別支援学校の志願倍率は計4.2倍。大学3年生チャレンジ特別選考には126人が志願した。

 2025年度福岡県公立学校教員採用候補者選考試験は、4月1日から4月30日まで出願を受け付けた。全校種を合計した志願者数は3,117人で前年度(2024年度採用)より110人減。志願倍率は0.16ポイント減の2.48倍となった。

 校種別の志願状況をみると、小学校教員は600人の採用予定数に対して志願者数733人、倍率1.2倍。中学校教員は340人の採用予定数に対して志願者数727人、倍率2.1倍。養護教員は採用予定数16人に対して志願者数333人、倍率20.8倍。栄養教員は採用予定数3人に対して志願者数66人、22.0倍。小・中・養護・栄養教員の合計は、志願者数1,859人、倍率1.9倍。志願者数が前年度より24人減ったものの、倍率は変わらず前年度と同倍率となった。

 高等学校教員は190人の採用予定数に対して志願者数1,080人、倍率5.7倍。特別支援学校教員は110人の採用予定数に対して志願者数178人、倍率1.6倍。高校・特別支援学校教員の合計は、志願者数1,258人、倍率4.2倍。志願者数は対前年度86人減、倍率は0.9ポイント減となっている。

 福岡県では、2025年度の教員採用試験より第1次試験を前倒して実施。例年より3週間ほど早い6月16日に第1次試験を行う。また、新たに大学3年生チャレンジ特別選考を導入​。大学等から推薦された福岡県公立学校教員(政令市を除く)を第1志望とする大学3年生等を対象に志願を募り、初年度となる今回は小学校78人、中学校46人、特別支援学校2人、合計126人が出願した。

 第1次試験の合格者は7月上旬に発表。第2次試験は8月上旬~下旬にかけて模擬授業や面接、実技試験などを課す。第2次試験の合格発表は9月中旬を予定。

《畑山望》

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