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東大など産学共同で一般社団法人「WE AT」設立

 社会課題解決に向けたイノベーション創出に向け2024年5月16日、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学、東京大学協創プラットフォーム開発、キヤノンMJ、博報堂、住友生命保険の7者が共同で、一般社団法人「WE AT(ウィーアット)」を設立した。

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一般社団法人「WE AT」設立
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 社会課題解決に向けたイノベーション創出に向け2024年5月16日、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学、東京大学協創プラットフォーム開発、キヤノンMJ、博報堂、住友生命保険の7者が共同で、一般社団法人「WE AT(ウィーアット)」を設立した。

 さまざまな社会課題が顕在化する中、経済的成長だけをものさしにして社会を前進させていくことは限界を迎えている。社会で問われているのは人間的な豊かさ(Well-Being)であり、その実現には未来を見据え社会課題に挑む社会起業家の存在が不可欠といえる。

 そこで今回、東京大学、東京医科歯科大学、京都大学、東京大学協創プラットフォーム開発、キヤノンMJ、博報堂、住友生命保険の7者が連携。アカデミア、行政、企業、投資家がグローバルで連携して社会課題解決型スタートアップを支援する新しいイノベーションエコシステムとして「WE AT」を設立した。

 「WE AT」では、おもに「社会起業家の発掘と育成」「創業とグロースの支援」「イベントの開催や協力」「エコシステム運営人材育成」「関連分野の調査研究と発信」の5つの事業を展開する。加えて、グローバルエコシステムとの密接な連携を重要視。海外エコシステムとのスムーズな接続ルートを構築することで、Born Globalスタートアップの成長を後押しする。すでにグローバル戦略の重要パートナーとして、日本貿易振興機構(JETRO) の国内海外拠点とも綿密な協調を開始しているという。

 2024年11月27日には、シンガポールのTEMASEK FoundationやVERTEX Groupと連携して「WE AT」が主催するアジア最大級のWell Beingピッチコンテスト「WE AT CHALLENGE」の最終選考イベントの開催を企画。「Liveability」「Healthy Life」「Living&City」の3つのトラックを設定し、各トラックにおいてスタートアップや学生、社内起業家など多様な参加者からエントリーを募集する計画だという。詳細は、「WE AT」のWebサイトで2024年6月末に発表予定。

 なお、「WE AT」のロゴは、取組みを体現したブランドロゴとして、東大から出願された商標(商願 2023-111782)。今後「WE AT」の活動において幅広く活用される予定だという。

《川端珠紀》

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