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LearnMore、不登校など支援「バーチャル教室」始動

 LearnMoreは2023年11月27日、oViceとリセールパートナー契約を締結し、二次元メタバース空間を活用した新たな教育環境づくりをスタートしたと発表した。不登校や放課後スクールをはじめとした、すべての子供たちの学びを支援する。

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「バーチャル教室」の画面例
  • 「バーチャル教室」の画面例
  • 不登校児童生徒の推移
  • クラブ数、支援の単位数、登録児童数および利用できなかった児童数の推移
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 LearnMoreは2023年11月27日、oViceとリセールパートナー契約を締結し、二次元メタバース空間を活用した新たな教育環境づくりをスタートしたと発表した。不登校や放課後スクールをはじめとした、すべての子供たちの学びを支援する。

 文部科学省の調査によると、不登校の児童生徒はコロナ前の2019年度の不登校児童生徒の割合は1.88%だったのに対し、コロナ後の2022年度は3.17%とコロナ禍を機に急増。加えて、共働き家庭の増加にともない放課後児童が増加。待機児童数だけはコロナ禍に減少したものの、最新2022年の時点では増加に転じている(厚生労働省「2022年 放課後児童健全育成事業の実施状況」)。

 このような教育現場における課題を解決すべくLearnMoreは、oViceとリセールパートナー契約を締結。二次元メタバースを活用した新たな教育環境づくりを開始した。

 第一弾は、不登校児童生徒に向けた二次元メタバースを活用した授業支援を行う。具体的には、学校の授業や先生とのやりとり、ほかの生徒とのコミュニケーションをオンライン上で行うことができるようにするという。また、デジタル教材の活用や、オンラインによるキャリア教育、主権者教育など、子供たちがどのような環境においても公平に学ぶ機会と、社会と関わる機会を提供することで、自ら考えて行動する力を育むためのサポートを行うとしている。

 今後、第二弾として放課後児童支援、第三弾として学校の先生の視野拡大や地域との関係性の構築、総合学習などに活用できる実務支援を目的とした活用を想定。最終的には、小中高のリモート学習の一環として活用してもらうことで、新たな教育環境づくりを進めるとしている。

《川端珠紀》

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