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日本情報オリンピック「ビーバーチャレンジ」参加校募集

 情報オリンピック日本委員会ジュニア部会は、2023年11月13日~11月18日に実施する中高生および小学生を対象としたジュニア向けの国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2023」の参加校を募集する。参加は無料。

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 情報オリンピック日本委員会ジュニア部会は、2023年11月13日~11月18日に実施する中高生および小学生を対象としたジュニア向けの国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ2023」の参加校を募集する。参加は無料。

 情報オリンピック日本委員会は、国際情報オリンピック (IOI) へ派遣する日本代表選手選考を兼ねた中高生競技プログラマー日本一を決める「日本情報オリンピック (JOI)」の開催を中心に、数理情報科学教育の普及・啓発のための諸事業を行なっている。2010年からは、中高生および小学生を対象としたジュニア向けの国際情報科学コンテスト「ビーバーコンテスト」を日本でも開催。今では、「ビーバーチャレンジ」という名称となっている。

 「ビーバーチャレンジ」は、日本では順位をつけて競い合うことを目的とはしていない。コンピュータ科学と 「Computational Thinking」に関連した親しみやすい問題に取り組むことで、児童・生徒・学生がコンピュータ科学に興味を持つきっかけとなることを目的としている。 論理的思考力を問う問題も出題されるので、 生徒の「考える力」「自分で考えるという意識」を向上させる一助にもなるという。コンテスト後に生徒同士で議論する題材や、授業の題材を提供することも目的のひとつとなっている。 授業の補助教材のように使うことも可能。

 対象は、小学校3年生~高校3年生。学年に応じた問題が出題され、「カスター(小学校3・4年生)」「ベンジャミン(小学校5・6年生)」「カデット(中学1・2年生)」「ジュニア(中学3年生・高校1年生)」「シニア(高校2・3年生)」の5区分。

 参加生徒はインターネットに接続可能なコンピュータを使ってコンテストに参加する。Webブラウザでコンテストサイトにアクセスし、 問題を閲覧し解答する。コンテスト中、各参加生徒は1台ずつPCを使える必要がある。小学校30分、 中学校・高等学校40分で、 1時間の授業時間内で実施できるようになっている。1問3分程度で解くことを想定しており、 問題数は小学校10問、中学校・高等学校12問。

 情報に関する理解、 情報の表現、 アルゴリズム的思考、コンピュータシステムの利用 (サーチエンジン、電子メール、セキュリティ、表計算など)、組み合わせや離散構造、 論理パズルやゲーム、 ICTと社会などのトピックから、さまざまな難易度の問題が出題される。ビーバーチャレンジ(ビーバーコンテスト)の過去問題は、 Webサイトに公開している。

 実施期間は11月13日~11月18日で、期間中であれば参加を希望する学校が自由に指定できる。学校行事などで期間中に実施できない場合は、 11月20日~11月25日に実施可能。1日で実施することも、複数日で実施することもできる。たとえば、同じ学校のA組とB組が別々の日時に参加することも可能。参加は無料。

 申込みは、学校ごとにWebサイトから行う。申込締切は11月6日。締切日が過ぎたあとでも相談に応じる。実施に関する手順は申込後に案内する。

◆日本情報オリンピックジュニア大会 国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ 2023」
日時:2023年11月13日(月)~11月18日(土)
対象:小学校3年生~高校3年生
申込方法:学校ごとにWebサイトから申し込む
申込締切:11月6日(月)
参加費:無料

《田中志実》

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