熊本市教育委員会とLX DESIGNは2023年6月5日、外部人材活用に関する連携協定を締結した。教育特化型外部人材マッチングサービス「複業先生」活用による学習支援など、熊本市の学校現場における課題解決を図る。
LX DESIGNが運営する「複業先生」は、学校現場が、教育にかかわりたい多様な民間人材に授業を依頼できる外部人材活用サービス。教員だけでは手が回りづらかったキャリア教育、探究学習・総合的な学習、プログラミング・グローバル・IT・起業教育・金融教育・性教育などの各領域において、民間人材の知見やネットワークを活用できる。
6月5日に東京都で行われた協定式では、外部人材(複業先生)活用による教員・学習支援に関することのほか、非常勤講師や教育活動アシスタントのマッチング、教員研修などを含む教員の働き方改革に関することや、コンテンツ・ソフトウェアサービスの開発・運用検証に関することなどを内容とする協定書が取り交わされた。
協定式同日に開催された対談イベントで遠藤教育長は、「AIの普及をはじめ現代の子供たちに求められているものは山ほどある」としたうえで、学校と社会が協力して子供たちを育てていくことが重要と語った。今後、熊本市では外部との連携を強化し、子供たちが社会のあらゆる人と共創していく力を身に付けられる教育を提供したいとしている。