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タブレットPC利活用、教員向け研修カリキュラム提供

 エヌ・ティ・ティラーニングシステムズは2023年5月より、静岡大学と共同開発した、教員研修カリキュラムと教材を提供する。教員が、タブレットPC等のICT環境を効果的に活用し、児童生徒の学びを向上させることを目的としている。

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タブレットPCを使いこなすための教員向け研修カリキュラム
  • タブレットPCを使いこなすための教員向け研修カリキュラム
  • タブレットPCを使いこなすための教員向け研修カリキュラム
  • 児童生徒に授業で使用させるワークシートを教師が体験
  • 「ICT利活用研修-ICTを『使う』から『使いこなす』へ-」研修資料イメージ

 エヌ・ティ・ティラーニングシステムズは2023年5月より、静岡大学と共同開発した、教員研修カリキュラムと教材を提供する。教員が、タブレットPC等のICT環境を効果的に活用し、児童生徒の学びを向上させることを目的としている。

 GIGAスクール構想により教員は、児童生徒1人1台のタブレット等を効果的に活用・指導を行うことが求められている。

 今回は、静岡大学教育学部の塩田真吾准教授と、1年間の共同研究を経て、「ネットの長時間利用の予防に向けて-タイムマネジメント力の育成-」「ICT利活用研修-ICTを『使う』から『使いこなす』へ-」の2種類の教員研修メニューを開発した。

 「ネットの長時間利用の予防に向けて」では、子供のタブレットPCの長時間利用を予防するため、参加型のワークショップを通して、タイムマネジメントの基礎と指導法等を学ぶことができる。タイムマネジメント力を育むことで長時間利用を避け、計画的にタブレットPCを活用できるよう、大人が強制的に制限しなくても、自律的に考えて行動していくよう育てるという。

 「ICT利活用研修-ICTを『使う』から『使いこなす』へ-」では、学習活動に焦点をあてた、授業デザイン支援ツールを活用。授業設計方法を学ぶことができる。タブレットPCを使うだけでなく、学習目的に応じたアプリ等の使い分け、効果的な授業を設計できるようになるという。研修後、ICTを使いこなす能力を身に付けることができる研修プログラムだとしている。

 教員研修メニューは、2023年5月より提供。エヌ・ティ・ティラーニングシステムズと静岡大学は、今後も教育現場の課題を解決し、子供たちの豊かな学びを実現できるよう、研究・開発に努めるとしている。

《宮内みりる》

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