NTTデータ関西は2023年4月より、GIGAスクール端末を利用して悩みを匿名で気軽に相談できる「こども相談チャットアプリ『ぽーち』」の提供を開始する。利用対象は小学生～高校生で、端末支給のない高校生は個人のスマートフォンやタブレットから利用可能。1か月間無償。
ぽーちは、子供が内面に抱えている悩みや問題を匿名でチャット相談できるアプリ。子供がアプリを通じて悩みを相談すると、各自治体の自治体職員やスクールカウンセラー、外部機関等の必要な関係者に情報が共有され、組織やチームで対応する仕組みとなっている。
利用対象は小学生～高校生を想定。小学生、中学生はGIGAスクール端末から、GIGAスクール端末を支給されない高校生は個人のスマートフォンやタブレットからアプリを利用できる。
ぽーちは文章化が難しい子供でも簡単な操作で相談できるよう、イラストを用いたアイコンで相談内容をジャンル別に選択できる機能を装備。また、アプリ内の「気分・体調のアンケート」機能で子供の気分や体調を可視化できる。結果はカレンダー形式で記録されていき、子供自身での振り返りが可能。また、学校との連携機能を利用すると、担任の教師がアンケート結果を閲覧でき、子供への声かけやフォローに活用することもできるという。
その他、組織やチームで対応できる機能を備え、相談のジャンルにあわせた組織設定も可能。解決が難しい相談には、専門性の高い組織が対応する体制を構築することもできる。相談に対する返信については、それぞれの大人が別々の場所にいても対応できる仕組みとなっている。
さらに、届いた相談の見落としや対応漏れを防ぐ機能や、自発的な相談が苦手な子供に向けて「気分・体調のアンケート」の結果からチャットで自動声かけを行い、相談につなげる独自機能も装備されている。
今後はぽーちを4月から導入する大阪府枚方市を皮切りに、全国の自治体や相談機関へも導入を展開。ニーズをもとに機能の拡充・強化を図るとしている。
◆こども相談チャットアプリ「ぽーち」
提供開始：2023年4月
※1か月間は無償利用可能
