長野県教育委員会とInspire Highは2023年3月20日、ICT活用促進および探究教育やキャリア教育の実践のため、連携協定を締結したことを発表した。世界とつながる探究的な学びを実践できるプログラムを、長野県内の高校と中学校において提供する。
長野県教育委員会では、目指す姿を「個人と社会のウェルビーイングの実現、ひとりひとりの『好き』や『楽しい』『なぜ』をとことん追求できる『探究県』長野の学び」とし「探究を中核とした学校づくり」を推進する、2023年度からの第4次教育振興基本計画の策定を進めている。今回の連携は、その取組みの一環として行われる。
Inspire Highは、世界とつながる探究的な学びを手軽に教室やオンラインで実践できるEdTechプログラム。おもに中学校・高校の「総合的な探究の時間」「特別活動」「道徳」「公共」等の授業や、各校独自のキャリア教育やSDGs教育等で幅広く利用されているという。
プログラムには、台湾デジタル担当大臣オードリー・タンと考える「社会はどう変えられる?」や、詩人 谷川俊太郎と考える「言葉ってなんだろう?」、お笑い芸人 渡辺直美と考える「自分らしさをどう見つける?」等、起業家、科学者、ロボット開発者、漁師、消防士、映画監督、ファッションデザイナー等の多様な人物が登場。世界中の第一線で自分らしく活躍するクリエイティブに生きる大人たちと「答えのない問い」について考え、同世代で共有しあう双方向型の学びを提供していくとしている。