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内田洋行と東京大学、ネーミングプラン協定を締結

 内田洋行と東京大学は2023年2月9日、同大駒場アカデミック・ライティング・センター内の教室のネーミングプランに関する協定を締結したと発表した。駒場キャンパス10号館1階LL教室・視聴覚資料室は、2026年1月まで「内田洋行 Future Class Room Laboratory」となる。

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内田洋行 Future Class Room Laboratory
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  • 「内田洋行 Future Class Room Laboratory」と関係者

 内田洋行と東京大学は2023年2月9日、同大駒場アカデミック・ライティング・センター内の教室のネーミングプランに関する協定を締結したと発表した。駒場キャンパス10号館1階LL教室・視聴覚資料室は、2026年1月まで「内田洋行 Future Class Room Laboratory」となる。

 東京大学が公募した駒場キャンパス10号館1階LL教室・視聴覚資料室のネーミングプランに内田洋行が協賛し、愛称について定める協定を締結した。施設の新たな名称は「内田洋行 Future Class Room Laboratory」。ネーミングプランの契約期間は、2023年2月から2026年1月まで。

 内田洋行は、さまざまな体験を通じて啓発しあう未来の学習空間「Future Class Room Laboratory」を設計開発する等、学生から社会人までの人材を育成するための教育環境づくりやアクティブ・ラーニング、協働学習の構築で実績がある。東京大学の教育環境については、本郷キャンパス教室へICT空間制御システムcodemari等を導入、全教職員1万人が活用する全学ポータル「UTokyo Portal」を「Microsoft 365」で構築する等の関わりがある。今回の新名称には、さまざまな研究成果やノウハウを組みあわせながら、学生同士が相互に交流し、啓発しあう革新的な実験場という思いが込められているという。

 「内田洋行 Future Class Room Laboratory」は、駒場キャンパスのメインストリートである象徴的な銀杏並木に面した10号館の1階に位置し、東京大学総合文化研究科・教養学部の学生が活用する教室でも中心的な存在。教室内は可動式ファニチャーで、可動式・固定式モニターや壁一面スクリーンが設置されている。協定では、東京大学21KOMCEE(理想の教育棟)におけるICT空間制御システムcodemari導入も予定している。

 内田洋行は、高等教育の学修環境が大きく変化する中、空間とICT基盤の構築の知見を生かして、新たな学修環境の推進や教職員の働き方変革等を通して東京大学に貢献していくとしている。

 東京大学総合文化研究科・教養学部が、ネーミングプランに関する協定を締結するのは、今回が2回目。一方、内田洋行は、協働学習教室構築事例としてこれまで、順天堂大学の新研究棟、東京工業大学の教育革新センター、宮城教育大学フューチャークラスルームラボ(FCR Lab.)等を手がけている。


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《奥山直美》

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