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TOEIC「デジタル公式認定証」4月公開テストから導入

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEIC Programの2023年4月公開テストより、ブロックチェーン技術を活用した「デジタル公式認定証」を導入する。大規模検定試験におけるデジタル公式認定証の発行は国内初だという。

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デジタル公式認定証の利用イメージ
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、TOEIC Programの2023年4月公開テストより、ブロックチェーン技術を活用した「デジタル公式認定証」を導入する。大規模検定試験におけるデジタル公式認定証の発行は国内初だという。

 入試や就職等もWeb出願やエントリーが主流となり、DXの進展によりさまざまなサービスのデジタル化が加速する中、IIBCも従来の紙の公式認定証からデジタルへシフトすることを決めた。

 今回のデジタル公式認定証は、サイバーリンクスが提供するブロックチェーンを利用したデジタル証明書発行サービス「CloudCerts」を採用。デジタル化にあたっては、紙と同等の偽造・改ざん防止が求められるが、CloudCertsはブロックチェーン証明書の世界標準規格「Blockcerts」に準拠しており、高い信頼性を担保する。

 提供開始時期は2023年4月以降に実施する公開テスト。対象の公開テストは、TOEIC L&R、TOEIC S&R、TOEIC Speaking、TOEIC Bridge L&R、TOEIC Bridge S&R。団体特別受験制度(IPテスト)は対象外となる。デジタル公式認定証が導入すると、スコア提出はオンラインで完結。PCやスマートフォンで公式認定証がいつでも確認でき、PDF版のダウンロードも可能。発行元の確認や改ざんがないかも検証できる。

 デジタル公式認定証の導入にともない、2023年11月の公開テストより紙の公式認定証は廃止予定。ただし、紙の公式認定証が必要な場合は、再発行サービス(有料)で入手できる。なお、デジタル公式認定証の情報は、2023年1月31日時点のものであり、2023年4月までに正式な案内を行うとしている。

《川端珠紀》

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