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TOEIC国別平均スコア、日本はスピーキング111点で20位

 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2022年7月19日、2021年の世界におけるTOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)受験者スコアとアンケート結果を発表した。日本の平均スコアはスピーキング111点・ライティング132点だった。

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TOEIC Speaking & Writing Tests 国・地域別平均スコア(2021年)
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 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は2022年7月19日、2021年の世界におけるTOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC S&W)受験者スコアとアンケート結果を発表した。日本の平均スコアはスピーキング111点・ライティング132点だった。

 TOEIC S&W受験者スコアと受験者アンケートの結果は、TOEIC Programを開発しているETSが、全受験者を対象にした2021年TOEICバックグラウンドアンケートの結果に基づいて集計したもの。アンケートは、受験者の学歴や職歴、英語の学習と使用、TOEIC S&W受験歴についての情報を収集する自己記入式の調査で実施。受験者数は国・地域により異なり、回答率も質問項目により一定ではないため注意が必要。なお、日本における2021年度TOEIC S&Wの受験者数は約3万5千人だった。

 日常生活での英語使用率では、受験者全体の40%が「1~10%」と回答。おもに、インドネシアや日本、韓国、シンガポール等の受験者からの回答が目立った。全体としては、受験者の61%が過去にTOEIC S&Wの受験経験があり、およそ27%が「3回以上」受験している。英語学習期間は、全体の80%が「6年以上」と回答。中でも日本は「10年超」と回答した割合が58%と、台湾・フィリピン・韓国に続く世界的にみても学習期間の長い国・地域であることがわかった。

 学歴(最終学歴もしくは受験時在学)では「大学卒」または「大学在学中」がもっとも多く、専攻は「教養学」「経営学」「工学」がトップ3を占めていた。

 受験目的としては、スピーキング受験者の47%が「就職活動のため」、25%が「昇進・昇格のため」と回答。一方、ライティング受験者では、30%が「就職活動のため」、27%が「英語学習のため」、21%が「卒業に必要なため」と回答した。

 国別平均スコアは、スピーキングテストが1位「ドイツ」159点、2位「フィリピン」157点、3位「メキシコ」149点、4位「コロンビア」と「フランス」が147点、6位「コスタリカ」と「台湾」が144点、8位「オランダ」143点、9位「イタリア」139点、10位「チリ」と「スペイン」が136点。日本は20位で111点だった。

 ライティングテストは1位「フィリピン」171点、2位「フランス」165点、3位「ドイツ」164点、4位「メキシコ」と「オランダ」が160点、6位「イタリア」「スペイン」「台湾」が158点、9位「コロンビア」157点、10位「エルサルバドル」155点。日本は19位で132点だった。

◆2021 TOEIC Speaking(200点満点)国別平均スコア
1位「ドイツ」159点
2位「フィリピン」157点
3位「メキシコ」149点
4位「コロンビア」147点
4位「フランス」147点
6位「コスタリカ」144点
6位「台湾」144点
8位「オランダ」143点
9位「イタリア」139点
10位「チリ」136点
10位「スペイン」136点

◆2021 TOEIC Writing(200点満点)国別平均スコア
1位「フィリピン」171点
2位「フランス」165点
3位「ドイツ」164点
4位「メキシコ」160点
4位「オランダ」160点
6位「イタリア」158点
6位「スペイン」158点
6位「台湾」158点
9位「コロンビア」157点
10位「エルサルバドル」155点

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