2026年度(令和8年度)大学入学共通テスト「情報I」の問題について、テスト作成ツール「Dr.okke」を提供するokkeによる塾向け講評を紹介する。
「情報I」
講評・難易度は?
まず、昨年度は初年度ということもあり、比較的容易な問題が多くありましたので、昨年度に比べると難化したと言えるでしょう。
その背景には、数学的要素の増加や情報科学寄りの知識も求められていることがあります。そういった傾向を踏まえて、今後の共通テストの情報Iに対してどのように対策していくべきかを考えます。
2回目の共通テストを終えて、第1問・第2問は実践的な内容、第3問はアルゴリズムについての設問、第4問はデータサイエンスに関する設問、と構成はほぼ固まりました。
特に対策を行いやすいのは第3問の「アルゴリズム」で、これはプログラミングをある程度実践していれば解ける問題となっています。また、第4問の「データサイエンス」についても、問題文およびデータを読み込めば解けるものが多いです。
一方で、第1問・第2問については身近な題材をもとに出題されることもあり狙っての対策は難しく、日頃から身近な内容を題材として捉えられるかが肝となりそうです。
共通テスト数学の対策法
今後の対策としては
・たとえば「選挙の投票はなぜ電子化されないのか」など、アナログな作業を電子化するうえでの課題を探ること
・日頃の課題を題材とし、アナログ・デジタルの両面から解決する方法について考え、プログラミングにおける「アルゴリズム」のイメージを掴むこと、また、可能な限りプログラミングを実践すること
・それらの課題解決の中で出てくる「用語」について曖昧な理解のものをなくすこと
この3点を意識して勉強していく必要があります。
今年は昨年に比べると難しく感じられた受験生の方も多かったのではないかと思います。
知識を問う問題についてわからないのは仕方がないですが、知識なしでも情報科学の考え方を身に付けたうえで問題文を正しく読み解けば解ける問題が8割程度といったところですので、「仮に知らない用語について問題が出題されたとしてもそこは割り切って他で点数を稼ぐ」という意識が重要なように思います。
そして昨年に引き続き題材および内容は実践的なものも多かったです。
「試験勉強」という意識を強くもちすぎず、指導者の方も受験生の方も身近な題材を活用するなどして「社会に出てからも役立つ内容」として楽しく学んでいけると良いですね。
Dr.okkeのWebサイトでは、2026年度共通テスト「情報I」の講評のほか、設問ごとの詳しい分析が掲載されている。
リシードではこのほか、「数学」についても公開中。今後、「生物」についても紹介予定だ。








