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ツムギノとまなびポケット連携…業務負担軽減へ

 テクマトリックスが提供する教育機関向けクラウドサービス「ツムギノ」は、NTTコミュニケーションズが提供するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」と連携を開始すると発表した。

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ツムギノとまなびポケットとの連携イメージ
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 テクマトリックスが提供する教育機関向けクラウドサービス「ツムギノ」は、NTTコミュニケーションズが提供するクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」と連携を開始すると発表した。

 2022年3月に、文部科学省「情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」が改訂され、アクセス制御によるセキュリティ対策が認められた。「まなびポケット」では、同ガイドラインに準拠した多要素認証・リスクベース認証を実現する統合認証サービスを2023年1月から提供を開始する予定。

 同サービスではクラウドサービスである特長を生かし、校務支援システムとの連携時に多要素認証によるアクセスに限定。これにより、校務支援システムに登録されている重要度の高い情報資産の保護を可能にする。また、教育現場での利便性を向上させるとともに教職員の業務負荷を軽減できると考え、連携する運びとなった。

 今回の連携では、学習コンテンツを豊富に取り揃え、文部科学省が推進する「MEXCBT(メクビット)」と接続しているアカウントを利用。学びの保障オンライン学習システム「MEXCBT」は、児童・生徒が学校や家庭において、国や地方自治体等の公的機関等が作成した問題を活用し、オンライン上で学習やアセスメントができるCBT(Computer Based Testing)システム。文部科学省が開発を推進している。

 「MEXCBT」と接続している「まなびポケット」のアカウントを利用することで、それぞれのシステム認証が不要になり、教職員が出欠管理や成績処理等の校務を行う「ツムギノ」に、シングルサインオンでログインすることが可能になるという。

 「ツムギノ」と「まなびポケット」は、今後の展開として「出欠情報連携」「学習データ連携」「ユーザ情報連携」を図る予定。教職員の業務負担や運用業務を軽減し、校務システムと学習システムの組合わせによる相乗効果を創出するとしている。

《いろは》

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