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子供の読書活動、次期計画へ有識者会議が論点まとめ

 文部科学省は2022年12月27日、子供の読書活動のさらなる推進方策について論点まとめを公表した。「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の第5次(2023~2027年度)策定に向け、基本方針や推進体制、具体的な推進方策等をまとめている。

教育行政 文部科学省
令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要
  • 令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要
  • 令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要
  • 令和4年度子供の読書活動の推進に関する有識者会議「論点のまとめ」の概要

 文部科学省は2022年12月27日、子供の読書活動のさらなる推進方策について論点まとめを公表した。「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の第5次(2023~2027年度)策定に向け、基本方針や推進体制、具体的な推進方策等をまとめている。

 文部科学省は2022年6月、2022年度(令和4年度)子供の読書活動推進に関する有識者会議を設置。最終年度を迎えた「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について、2023年度(令和5年度)からの第5次基本計画の策定に向け、同有識者会議が「論点まとめ~すべての子供たちの読む喜びを育む読書活動の推進~」を取りまとめた。

 論点まとめは、「近年における子供の読書活動に関する状況等」「基本的方針」「子供の読書活動の推進体制等」「子供の読書活動の推進方策」の4章で構成。基本方針では、すべての子供たちが読書活動の恩恵を受けられるよう、「不読率の低減」「多様な子供たちの読書機会の確保」「デジタル社会に対応した読書環境の整備」「子供の視点に立った読書活動の推進」という点に考慮し、社会全体で子供の読書活動を推進する必要があるとした。

 「子どもの読書活動の推進に関する法律」の第9条より、都道府県や市町村は子供の読書活動の推進に関する施策についての計画策定に努めるとし、数値目標を「市100%、町村80%以上」と設定。学校等の具体的な推進方策については、学校図書館図書情報のデータベース化、1人1台端末の活用、電子書籍貸出サービスの導入等をあげている。

《奥山直美》

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