教育業界ニュース

ニセコ地域に国際教育キャンパス開設…CEA

 北海道後志管内共和町および学校経営を手がけるClarence Education Asia(CEA) GroupのCEA Private Schoolsは、共和町における国際教育キャンパス構想に2022年12月19日付で合意をしたことを発表した。

教育行政 その他
左から:CEA Group代表 Fei-Fei Hu(フェイフェイ・フウ)氏、Rugby School Japan(認可申請中)Tony Darby(トニー・ダービー)校長、北海道共和町長 成田慎一氏
  • 左から:CEA Group代表 Fei-Fei Hu(フェイフェイ・フウ)氏、Rugby School Japan(認可申請中)Tony Darby(トニー・ダービー)校長、北海道共和町長 成田慎一氏

 北海道後志管内共和町および学校経営を手がけるClarence Education Asia(CEA)GroupのCEA Private Schoolsは、共和町における国際教育キャンパス構想に2022年12月19日付で合意をしたことを発表した。

 CEAは、東京都千代田区にあるPhoenix House International Schoolの運営主体。その他には、CEA Groupで東京都港区にあるClarence International Schoolの運営を行っている。また、英国名門ラグビー校の日本におけるパートナーとして、現在設置についての認可を申請しているRugby School Japanを2023年に開校する準備に携わっている。

 共和町に隣接する同管内の俱知安・ニセコ地域は国際リゾート地化が進行し、居住・長期滞在する外国人も急増。英語での高いレベルの学習環境を求める声もある。今回の共和町との合意は、近年スキーやインバウンド観光業で発展してきたニセコ地区広域に「国際教育」という新しい基軸を導入することがねらい。今後、設置を見据えているインターナショナルスクールは、外国人を含む国内外の子供の受入を想定している。

 国際教育キャンパス構想のための具体的な3つの取組みは、「共和町内における国際教育キャンパスの整備構想の制定や実現に向けた計画と研究の取組み」「町内の小中学校の英語教育強化の取組み」「バイリンガル教育に関する研究や実習の取組み、またこれらの事業を基点とする共和町の国際化、ビジョン制定、街づくり、文化・芸術・環境・生涯学習に関するプロジェクト」。

 構想の第1段階として、2025年をめどに合宿施設のセミナーハウスを同町内に整備する。これに際し、共和町の成田町長は「人口増加や雇用創出等、地域経済への波及はもちろん、子供たちの交流等で効果は大きい」と述べている。

《いろは》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top