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コンピュータサイエンス教育授業の公開研究会11/18

 みんなのコードは2022年11月18日、宮城教育大学附属小学校と共同実施しているコンピュータサイエンス教育授業の実証研究が最終年度となることから、国内へ広く共有するため公開研究会を開催する。会場は宮城教育大学附属小学校。申込締切は11月15日午後5時。

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コンピュータサイエンス(CS)実証研究公開研究会
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 みんなのコードは2022年11月18日、宮城教育大学附属小学校と共同実施しているコンピュータサイエンス教育授業の実証研究が最終年度となることから、国内へ広く共有するため公開研究会を開催する。会場は宮城教育大学附属小学校。申込締切は11月15日午後5時。

 みんなのコードと宮城教育大学附属小学校は、地方・経済格差の是正とデジタル社会を生き抜く子供たちの育成を目指し、2020年度より3か年計画で国内初となる「コンピュータサイエンス(CS)教育」のカリキュラム開発に向けての実証研究プロジェクトを実施している。

 今回、2022年度にプロジェクトが最終年度を迎えることから実証研究のまとめと位置付け、授業を通してコンピュータサイエンス教育に関する学びを国内に広く共有するため、CS実証研究公開研究会を開催する。

 当日は、低学年・中学年・高学年の3つのCS授業提案(分科会)を実施する。低学年(2年生)は、「すすめ、ロボットたんけんたい(2年1組授業者:新田佳忠氏)」と題し、小型のロボット「toio」に指示を与え、マップ内を探検させる活動に取り組む。子供たちがプログラミングを楽しみながら、コンピュータの特性に気付いたり、論理的な思考の基礎を培う狙い。

 中学年(4年生)は、「どうなってルーレット(4年1組授業者:玉手英敬氏)」と題し、子供たちが個々に「scratch」で作ったオリジナルルーレットを互いに共有する場面を取り上げる。自身が著作者であるという実感とともに、デジタル空間においてデータをコピーすることの意味や良さについて考える。

 高学年(6年生)は、「AIってなんだろう?(6年3組授業者:上杉泰貴氏)」と題し、AI技術を使ったプログラミングを通して、AIを生かす立場から考える。単元はメディアから受け取るAIのイメージだけでなく、その仕組みや特徴を捉えられるように構想されている。

 なお、行動履歴を把握するため、見学については1人につき1つの授業のみとし、移動して複数の授業を見学することはできない。また、各授業提案(分科会)ごとに見学の人数上限を設定しているため、希望する授業を見学できない場合もある。授業の見学後は、各分科会で授業について語り合う場を設ける。

 全体向けの講演には、文部科学省で高校情報科の調査官を務めた京都精華大学教授 鹿野利春氏が「これからの時代に求められる情報活用能力~小学校で考えたいこと~ 」をテーマに登壇する。

参加は無料。申込みは、11月15日の午後5時までWebサイトにて受け付ける。なお、申込者数によっては、予定より前に申込みを締め切ることがある。

◆コンピュータサイエンス(CS)実証研究公開研究会
日時:2022年11月18日(金)13:30~16:45(集合13:00~)
場所:宮城教育大学附属小学校(宮城県仙台市青葉区上杉6丁目4-1)
参加費:無料
締切:2022年11月15日(火)17:00
申込方法:Webサイトから受け付ける
<内容>
13:00 受付開始
13:30 提案授業(45分)低学年/中学年/高学年
14:30 分科会(60分)
15:30 講演会(講師:京都精華大学教授 鹿野利春氏)
16:45 閉会


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