保育園・幼稚園と保護者双方で園児の位置がわかる「登園バス見守りサービス」が2022年冬リリースされる。園児が見守り端末を持って登園するだけで、自動的に位置が記録されるため、毎日の操作が不要で手軽に運用できる。
IoTテクノロジーを活用した児童・高齢者の見守りサービス基盤「ottaタウンセキュリティ」を運営する、ottaが提供する。
2022年9月、静岡県にて3歳の女児が幼稚園送迎バスの車内に取り残され、熱中症で死亡する事故が発生。2021年7月にも福岡県で5歳の男児がバスに取り残され亡くなった。子供をめぐる悲しい事件が続き、政府主導で再発防止マニュアル策定の検討が進んでいる一方で、保育園・幼稚園では慢性的なスタッフ不足の中、日々の業務に追われ、再発防止に向けた負担の少ない対策が進まない現状がある。今後同様の事故を繰り返さないため、ottaが以前より提供している子供向けBLE見守りサービスのノウハウを活用し、負担の少ない登園バス向け見守りサービスを開発した。
登園バス見守りサービスは、園児が見守り端末を持つことで、園児の位置を記録。自動記録する仕組みで、人的ミスが起きにくい。園舎に設置した見守りルーターやアプリから、子供の位置が確認できる。アプリは保護者も利用可能。登園バスには工事や機器設置はせずに、ドライバーが専用アプリをインストールしたスマートフォンを持ち、バスの位置をリアルタイムで記録する。
園児1人に対し、見守り端末1個が必要となり、園舎には見守りルーターが最低1台必要。登園バス30人規模で導入費用は10万円、月額1万円を想定している。
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