埼玉県は2024年度(令和6年度)からのCBT全面移行にともない2022年9月5日、蕨市の公立小中学校全校で「埼玉県学力・学習状況調査」CBTプレ調査を実施する。対象学年は小学4年生~中学3年生で、選択式問題を中心とした教科調査や質問調査を行う。
埼玉県では2024年度(令和6年度)に実施する「埼玉県学力・学習状況調査」において、現行の紙媒体による調査からタブレット端末等を活用したCBT(Computer Based Testing)調査に全面移行することを目指して段階的に試行・実証を重ねてきた。
今回のCBTプレ調査は、文部科学省が開発した公的なCBTシステム(MEXCBT:メクビット)を活用した調査方法や、結果返却までの時間短縮に向けた検証等を行うことによりCBTへの円滑な移行を目指すもの。
対象は蕨市の公立小・中学校全校(小学校7校・中学校3校)の小学4年生~中学3年生。国語・算数(数学)・英語の3教科から、選択式問題を中心に、一部短答式・記述式問題を出題。質問調査として、児童生徒に「学習意欲、学習方法および生活習慣等に関する事項」と、学校・市町村に「学校における教育活動並びに学校および市町村における教育条件の整備等に関する事項」を実施する。