テクノロジーの力で保育や子育てに関する社会課題を解決するユニファは3月、0~3歳の子供を保育施設に預けている保護者2,000人に「『園選び』に関する実態調査」を実施した。調査会社は楽天インサイト。
はじめに、保育施設を探す際に参考にした情報を尋ねたところ、約50%が「各保育園のホームページ」と回答。「自治体の保育課のホームページ」「実際の園見学」が続いた。
情報源としては「居住地で検討可能な『認可と認可以外』の保育施設の一括検索」と回答した人がもっとも多く、「保護者の口コミ」「保育中のようすや出来事が良く見える写真や記事」が続いた。
次に、預け先を決める際に重視することについて尋ねたところ、距離や保育時間等のライフサイクルに関する項目が高い傾向にあり、子供への接し方や安全対策等に関する項目を選択した保護者は2割程度だった。
続いて、希望する園に入園することができたかを尋ねたところ、「第一希望のところに入園できた」「第一希望ではないが希望していた中で入園できた」をあわせると約90%の人が、おおむね希望通りの保育施設に入れたと回答した。
保育先の施設に保育ICTシステムが導入されているかを尋ねたところ、「導入している」と回答した保護者は32.3%と、日々の保護者とのコミュニケーションにおいては、ICTの利用率はまだそれほど高くないことがわかった。
さらに、「導入している」と回答した保護者にICTのイメージについて聞いたところ、「使いやすい・わかりやすい」がもっとも多く、「機能的・便利な・多機能な」「保護者のためになる(負担軽減に役立つ)」が続いたことから、保護者はICTに対しておおむね好意的な印象をもっていることがわかる。
最後に、園の満足度に関して「とても満足している」「まあ満足している」をあわせた割合は、ICT導入済み園が89.0%、ICT未導入園が81.0%と、ICT導入済みの園に通う保護者のほうが満足度が高かった。