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保育×防災教材「てくてくまっち」横浜市神奈川区

 横浜市神奈川区と横浜市立大学は2022年4月18日、保育・教育施設向け防災教材「てくてくまっち」が完成したことを発表した。保育・教育施設の子供や職員が絵合わせカードで遊びながら、まちの資源と活用方法について防災・減災の視点を交えて学ぶことができる。

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保育・教育施設向け防災教材「てくてくまっち」
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 横浜市神奈川区と横浜市立大学は2022年4月18日、保育・教育施設向け防災教材「てくてくまっち」が完成したことを発表した。保育・教育施設の子供や職員が絵合わせカードで遊びながら、まちの資源と活用方法について防災・減災の視点を交えて学ぶことができる。

 横浜市神奈川区と横浜市立大学は、いつ起こるかわからない大規模災害に備え、保育・教育施設の防災対策に取り組むため、2019年度から2021年度まで「保育・教育施設防災アドバイザー派遣事業」を実施。事業の集大成として、横浜市神奈川区こども家庭支援課、横浜市立大学国際教養学部都市学系三輪律江研究室、まち保育研究会の三者協働で、保育・教育施設向け防災教材「てくてくまっち」を制作した。

 「てくてくまっち」は、保育・教育施設に通う園児と職員が、日常活動の延長線上で防災・減災の視点からまちの資源と活用方法を学ぶことができる絵合わせカード教材。カードには、「カーブミラー」「川・水路」「津波・海抜標識」等、横浜市の中でも神奈川区で役立つ20種類のキーアイテムを厳選している。子供の目線で発見したものをオリジナルで追加できるよう、白地の自由記載カードも入っている。解説書付き。

 繰り返し遊びながら「知り育つ」「つながる」「防災・減災」「SDGs」という4つのテーマに触れることで、まちの資源を身近に感じ、自助力・共助力を高め、防災・減災の知識を広げることができるという。

 副読本「もっと!てくてくまっち 遊んで学んでつながろう!実践力アップガイド」も制作。カード紹介、遊び方ガイド、記録シート事例等を盛り込んでいる。

 教材は、園児や職員の防災意識向上のため、横浜市神奈川区内にある約130の保育・教育施設等に配布。副読本は、横浜市立大学Webサイトから無料でダウンロードできる。
《奥山直美》

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