新潟県長岡市の震災メモリアル施設「やまこし復興交流館おらたる」を運営する中越防災フロンティアは、校外学習に最適な「やまこし減災学習プログラム」の申込受付を2022年4月1日に開始した。対象は、新潟県内の小学校5年~高校生。 「やまこし復興交流館おらたる」は、中越防災フロンティアが運営する新潟県中越地震(2004年10月23日)のメモリアル施設。中越防災フロンティアはこれまでも、「やまこし復興交流館おらたる」で小中学生向けの防災学習プログラムを提供してきた。今回、2022年に震災後18年を迎えるにあたり、2021年6月に委員会を設けて、新しい「減災プログラム」を制作。2022年4月1日より申込受付を開始する。 新しい「減災プログラム」は、防災・減災の必要性を身近に感じるとともに、基礎から応用までを幅広く学べるよう制作した。事前学習では、自然災害の特徴や地震のメカニズム、命を守るための基礎知識、新潟中越地震で大きな被害を受けた山古志の地域コミュニティーについて等、約20分の動画とテキストで学習する。 また、「やまこし復興交流館おらたる」の展示室で当時の被災状況や復興までの歩みを写真や映像で知り、被災地をガイドとともに体験する。さらに、グループで必要な防災グッズを考えるワークショップやグループディスカッションでの振り返り学習を行う。事前学習からワークショップ、振り返り学習の内容は、1冊のワークシートにして提供する。校外学習後も手元に置いておきたいデザインを採用し、安否確認の方法を掲載する等、日常の防災・減災に活用できるワークシートとなっている。 やまこし減災教育プログラムは、新潟県内の小学校5年~高校生が対象。詳細はWebサイトで確認することができる。