こゆ地域づくり推進機構は2022年3月15日、「地域×教育」でオーダーメイドの学びを体験できる修学旅行の受入事業を本格始動したことを発表した。プロジェクト第1弾では修学旅行をモデルケースに紹介したパンフレットを作成、JTB宮崎支店等で無料配布する。 こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)は、「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンのもと、持続可能な地域の実現を目指して宮崎県新富町が設立した地域商社。 修学旅行受入事業は、地域資源を生かした「学び」と「遊び」の要素を盛り込んだ新しい形の修学旅行を提案するため、こゆ財団が2020年度より実施している事業。県内の中学校や東京・福岡・静岡等の高校等から2020年は1校30名、2021年には10校450名が新富町へ訪れた。 受入事業の本格始動にともない、プロジェクト第1弾として修学旅行のモデルケースを紹介したパンフレット「しんとみ学び旅」を作成。「しんとみ学び旅」では、SDGs・農業・海・キャリア教育・体験・コミュニケーション力等、学校の要望に応じて修学旅行をオーダーメイドすることができる。2時間~1日のプランがあり、昼食の手配も行う。また、学びを深めるための事前、事後学習を対面またはオンラインで実施することもできる。 「しんとみ学び旅」で修学旅行に訪れた子供たちには、旅の楽しさを感じながら、学校の学びと新富での「一期一会の体験」をつなぎ、自由に思考できる余白を作ることを目指していく。 今後も「有機栽培の畑で収穫体験」「日本遺産である新田原古墳で古代を感じる」「ロボット視察『なぜ新富町に野菜収穫ロボットが生まれたのか』」等の新プランを追加する案があがっている。 JTB宮崎支店の営業課教育旅行グループ リーダー大坪泰斗氏は、修学旅行受入事業について「新富の修学旅行は『地域と教育の掛け算』で設計され、いろんな角度から地域の課題や魅力が学べます。今の時代にマッチしていると感じています。」と感想を寄せている。 パンフレット「しんとみ学び旅」は、こゆ財団オフィス、新富町役場、JTB宮崎支店等で無料配布している。◆パンフレット「しんとみ学び旅」名称:"教育"と"観光"のプロが学校とともに創る「しんとみ学び旅~オーダーメイドの教育旅行~」仕様:A4判・オールカラー・8ページ配布:こゆ財団オフィス、新富町役場、JTB宮崎支店等で無料配布中(枚数制限あり)※パンフレット希望者は、こゆ財団(担当:中山・鈴木・岡田)まで問い合わせる