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さいたま市で全校一斉接続テストを実施予定…ハイブリッド授業その後

 さいたま市在住。わが子は8月から9月にかけて行われた「ハイブリッド授業」を経験。保護者が感じるGIGAスクール構想で変わりつつある学校現場のようすのリポート第3弾。

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 2021年12月20日現在、全国的に新型コロナウイルス感染症の感染拡大は小康状態といえる状況下にはあるが、オミクロン株の登場でこの状況がいつ変わるのか、あるいはどういう変遷を経るのかは未だ予測もできないといったところにある。そんな中でこれから年末年始を迎えるわけだが、beforeコロナの時代とまったく同じような生活様式には、無論、戻れない(戻せない)状況とはいえ、おそらく昨年よりは人流は多くなるのではないかと漠然と考えている。

 オミクロン株の感染力や感染した際の症状の重さなど詳細については、日々の報道を追ってはいるが今のところ明らかになっていることはわずか。「変異か所が多いためどうやら感染力はこれまで以上のようだぞ」と、なんとなく思ってはいるものの、目先の感染者数の少なさもあって、ふとした瞬間に自分の警戒心が緩んでいるのを実感しているところでもあり、年末年始の人流によっては懸念されている第6波の引き金たり得てしまうのではないかと、個人的には危惧しているところである。

 8月の夏休み明けから9月半ばまで、オンラインと対面の双方の「ハイブリッド授業」を実施したさいたま市。そのときの状況は以前も記事にした(さいたま市はハイブリッド授業始動…子がオンライン授業を受けてみて感じたこと)とおりだが、開始2日目には市のサーバがダウンしたり、その後は学校の回線状況が安定しなかったりと、アクシデントはありながらも試行錯誤を繰り返し、何とかその時期を乗り切った感がある。

一斉接続テストが実施されるらしい

 当時、我が家は私も夫もリモートワーク中。子のオンライン授業のようすを気にかけていたのだが、「突然先生の画面が動かなくなった」「先生の音だけ聞こえない」「問題なく動いているクラスとそうでないクラスがあるみたい」「今日はうちのクラスは大丈夫だけれど、他のクラスがダメらしいよ」などなど、子を通してわかる(または子のPCから聞こえてくる校内放送の)内容から、早い段階で「これって学校の通信環境の問題じゃない?」と夫婦で話していたし、「どの部分で不具合が起こっているのか、まずはつながらない教室でポケットWi-Fiを使ってみるとかして、問題の切り分け・解明を進めたほうがよさそうだよね」と会話した覚えがある。

 同じように感じ、考えた家庭は多かったようだ。先月行われた授業参観後の懇談会で、冒頭、担任の先生から、オンライン授業時には多くの家庭から応援の声があったこと、不具合に対しての具体的なアドバイスをもらったことなどに対し、お礼の言葉があった。

 先週のこと。子供が「オンライン授業に向けた一斉接続テストについてのお知らせ」のプリントを学校から持ち帰ってきた。

 そこからさかのぼること10日ほど前に全校一斉メールが届き、来年1月より、子供たちがGIGAスクール構想で1人1台配備されている学習用タブレットを持ち帰る予定と連絡があったところでの、「一斉接続テスト」の通知。時期的に今後のコロナの感染状況が危ぶまれるからかなと思ったのだが、どうやら国の主導で、学校のネットワーク環境を総点検するという話も出ているらしい(まだ正式発表ではないようだが)。

学校ごとの実施?

 ちなみにSNS上の情報を見たところ、テストの実施時期は学校ごとに設定して行われるようだ。

 どんなときにどういった教室がつながりにくくなるのか等の経験は、ハイブリッド授業を通して各校である程度知見を重ねているはずだ。また、家庭でどのようなトラブルが生じ得るか、そのことで学校にどのような問い合わせが届き得るかも、ある程度は予測できるだろう。コロナ禍での「学び」は丸2年になろうとしているが、少しずつでも前進しながら、さまざまな知見が集まることで、未だオンライン授業が実施されずにいる地域のロールモデルになってほしいと考えている。

 無論、教壇に立たれる先生方の負担は大きいと思う(だから先生方には日々感謝しかない)し、変化を嫌う人たちの存在も知っている。しかし、子供たちの将来を考えたとき、どこかで変える必要があるならば、できるところからできる限り変化していくしかないのではないか。私は一保護者として、こうした地道な取組みが全体の底上げへと繋がってくれることを願ってやまないし、そのための協力を惜しまない保護者は世の中には少なくないはずだと思っている。

《毬藻 美佐》

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