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大学共通テスト「情報」出題意義や問題例…オンラインセミナー10/3

 情報処理学会は2021年10月3日、第3回情処ウェビナー「大学入学共通テスト『情報』がこの国を変える!」をオンライン開催する。大学入試において「情報」を課す意義についての解説や具体的な問題例を紹介する。参加は無料。

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情処ウェビナー「大学入学共通テスト『情報』がこの国を変える!」
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 情報処理学会は2021年10月3日、第3回情処ウェビナー「大学入学共通テスト『情報』がこの国を変える!」をオンライン開催する。大学入試において「情報」を課す意義についての解説や具体的な問題例を紹介する。参加は無料。

 文部科学省は2021年7月30日、「2025年度(令和7年度)大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト実施大綱の予告」を通知し、大学入学共通テストで「情報」を出題することを正式に決定した。それを受け、情報処理学会は「大学入学共通テスト『情報』がこの国を変える!」をテーマに、オンラインセミナーを開催する。

 セミナーは3つのプログラムで構成。「大学入試での『情報』出題の意義」では、同会情報入試委員会(JN)の筧捷彦委員長が大学入試において「情報」を課す意義について説明する。2003年度の学習指導要領で必履修の新教科「情報」が導入。その後、科目構成と内容は学習指導要領改訂のたびに見直され、2022年度からは必履修科目「情報I」と選択履修科目「情報II」として実施される。その内容は、これからの社会を担っていくために必要不可欠な素養を培うものになっているという。

 ついで、「情報入試の問題例」として、同会初等中等教育委員会(PS)の中野由章委員長が具体的な問題例を紹介する。大学入試センターから、2020年11月には大学入学共通テスト「情報」試行問題(検討用イメージ)が、2021年3月にはサンプル問題が示された。また、1997年から大学入試センター試験で「情報関係基礎」が四半世紀にわたって出題されている。これからの情報入試でも同様の出題が予想され、典型的な問題をいくつか解説する。

 最後に、筧JN委員長と中野PS委員長が、大学入学共通テスト「情報」でこの国がどう変わっていくのか、討論を行う。申込みはWebサイトから行う。会員以外も参加できる。参加費は無料。

 情報処理学会は1960年に設立。コンピュータとコミュニケーションを中心とした情報処理に関する学術および技術の振興をはかることにより、学術、文化ならびに産業の発展に寄与することを目的とした活動を行っている。情処ウェビナーは、情報処理について社会に積極的に発信していくことが大切だと考え、会員非会員を問わず無料で参加できるWebセミナーとして、四半期に1回程度の開催を目指して実施している。

◆情処ウェビナー「大学入学共通テスト『情報』がこの国を変える!」
日時:2021年10月3日(日)10:00~11:30
場所:Zoomウェビナー
対象:会員・非会員を問わない
参加費:無料
申込方法:Webサイトから申し込む
《田中志実》

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