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小学校英語の指導・確認に…英検サポートプログラム「英検ESG」

 日本英語検定協会(英検協会)は2021年6月より、小学校英語教育における児童の学習到達度確認し、指導と評価に生かすことができるコンテンツをパッケージ化した英検Support Program「英検ESG(Elementary School Goals)」の提供を開始する。

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英検ESG 概要
  • 英検ESG 概要
  • 指導パッケージ(イメージ)
  • 日本英語検定協会
 日本英語検定協会(英検協会)は2021年6月より、小学校英語教育における児童の学習到達度確認し、指導と評価に生かすことができるコンテンツをパッケージ化した英検Support Program「英検ESG(Elementary School Goals)」の提供を開始する。

 英検協会では、検定サービスと並行して、新たに生涯にわたる英語の学びをサポートするサービス「英検Support Program」を展開。全国で英語指導に取り組む先生や英語学習者が体系的な学びの機会を得られるよう、学習支援ツールを提供する。

 2020年度より小学3・4年生の「外国語活動」、小学5・6年生の教科としての「外国語」が導入されている。小学校の「外国語活動」「外国語」は、小・中・高校を通じて育成を目指す英語の資質・能力の「素地」と「基礎」を育む役割を担っており、小学校での英語教育は「英語でできること」を蓄積していく時期にあたるという。

 今回、英検Support Programの一環として、小学校英語教育の指導改善と学習到達度の確認ができるコンテンツ「英検ESG」の提供をスタート。児童が「英語を使ってできること」の積み重ねを実感し、先生たちが「指導と評価の一体化」を考える取組みとなることを目指しており、特に、小学校学習指導要領が示す「外国語活動」と「外国語」で「育成を目指す資質・能力」の正確な理解に基づき、その習得状況を適切な方法で確認するタスクを用いることを重視して開発したという。

 英検ESGは、先生向けの「指導パッケージ」と児童向けの「確認パッケージ」の2つで構成。「指導パッケージ」は授業時間内に利用する補完教材で、「外国語」の学習内容を整理した7つの「すごろく形式の言語活動ワークシート」からなる。児童が学習到達目標の確認と復習ができると同時に、「学びに向かう力」の育成や「主体性」の評価にも活用できる内容となっている。「確認パッケージ」は、「指導パッケージ」活用後に、児童の学習到達度を客観的指標で確認できるテスト形式の教材。英検協会は併用して活用することを推奨している。

 英検協会は、「外国語」の指導と評価に不安を感じている全国の自治体や学校で活用してほしいとしている。 
《畑山望》

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