ジェーシービー(JCB)は2021年5月12日、非接触ICカードFeliCa(フェリカ)を提供しているソニーが主催する中学生向け教育プログラム「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」に参加することを発表した。 近年、社会のデジタル化や感染症対策を背景に、キャッシュレス化の活用の場がさらに広がっている。2021年度から全面実施されている中学校新学習指導要領では、技術・家庭科に計画的な金銭管理に関する内容が新設された。 ソニーが主催する「電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ」にはJCBの他、電子マネーサービスを運営するイオン(WAON)、NTTドコモ(iD)、セブン・カードサービス(nanaco)、東日本旅客鉄道(Suica)、楽天Edy(楽天Edy)が参加。キャッシュレス化の進行に伴って多様化した購入方法・支払い方法の特徴を子供たちが理解することが求められていることから、子供たちが社会との関わりを実感しながらキャッシュレス決済の技術や意義を理解して、正しく活用できるように支援する。 授業では、キャッシュレス決済の技術の1つとして、電磁誘導の説明を交えながらFeliCaカードの仕組みや通信方法を説明。身の回りの決済方法について、支払い時期や手段の特徴を踏まえ分類する。また、消費者や導入者の具体例をもとに、キャッシュレスを利用することのメリットについてグループワークで考える。 教育プログラムの実施期間は2021年夏から2022年3月まで。費用は無料。首都圏(東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県)の中学校12校での実施を予定している。応募受付は6月開始予定。詳細は決定次第、Webサイトで案内する。◆電子マネーから学ぶ、キャッシュレスと経済のしくみ期間:2021年夏~2022年3月実施対象校:首都圏(東京都・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県)所在の中学校12校を予定関連教科:技術・家庭科、社会科、キャリア教育、情報モラル教育等授業時間:計100分(50分×2コマ)費用:無料応募受付:2021年6月開始予定(詳細は決定次第、Webサイトで案内する)