埼玉県は2026年7月9日、2025年度(令和7年度)の体罰等の実態把握の結果を公表した。2025年度中の体罰等発生状況について、県内の小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校を対象に調べたもので、体罰等は計12件確認された。発生件数は前年度より7件減少している。
調査は、児童生徒に対する体罰等の実態を把握し、体罰等禁止の徹底を図り、信頼関係に立つ教育の推進に資することを目的に実施しているもの。調査対象期間は2025年4月1日から2026年3月31日まで。対象は、さいたま市立学校を除く県内全小学校・中学校・義務教育学校・高等学校・特別支援学校で、市町村立は小学校673校、中学校347校、義務教育学校4校、高等学校2校、特別支援学校2校。県立は中学校1校、高等学校137校、特別支援学校38校。各校で児童生徒、保護者、教職員へのアンケート等を行った。
調査結果によると、2025年度に発生した体罰等は計12件で、内訳は小学校6件、中学校4件、高校2件。体罰等を行った職員数は9名だった。発生学校数は小学校3校、中学校4校、高校2校の計9校、被害児童生徒数は小学校6人、中学校4人、高校2人の計12人だった。2024年度は発生件数19件、発生学校数18校、体罰等を行った職員数18名、被害児童生徒数31人であった。
おもな場面は、休み時間5件、授業中2件、清掃時2件、放課後1件、給食時1件、部活動1件。おもな場所は、教室8件、運動場・体育館3件、廊下・階段1件であった。把握のきっかけは複数回答で、保護者の訴え4件、児童生徒の訴え2件、教員の申告2件、第三者の通報1件となっている。
体罰等のおもな内容は、胸ぐらをつかむ4件、素手でたたく2件、暴言・威嚇2件、蹴る1件、身体を強く押す1件、その他2件。児童生徒の被害については、打撲2件、精神的苦痛2件、外傷1件、負傷なし7件であった。
体罰等への対応として、県教育委員会等は発表日時点で当事者に対し、減給1件、戒告1件、訓告等6件の計8件、監督者に対しては訓告等4件の計4件の対応をとっている。調査結果は、埼玉県Webサイトの県政ニュースから確認できる。














