文部科学省は2026年7月3日、高度統計人材育成強化拠点形成事業の選定結果を公表した。1中核機関群から申請書の提出を受け付け、審査の結果、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構統計数理研究所を選定した。
高度統計人材育成強化拠点形成事業は、AI時代をつなぐ高度統計人材の育成に資する取組み。ビッグデータやAIなどの利活用を通じたイノベーション創出に寄与する統計学を用いた他分野との融合領域の研究振興を図るとともに、育成されたエキスパート人材が大学などで核となり、統計学や融合領域に係る教育研究や活動の普及・展開を行う有機的な体制を持続的なエコシステムとして確立することを目指す。
4月13日から5月19日まで公募を実施し、1中核機関群から申請書の提出を受け付けた。有識者などで構成する「統計エキスパート人材育成プロジェクト推進委員会」の審査結果を踏まえ、文部科学省において、採択する中核機関群として、大学共同利用機関法人情報・システム研究機構統計数理研究所を選定した。
同研究所の協働機関は滋賀大学。事業実施予定期間は、2026年度から2030年度。前身事業の統計エキスパート人材育成プロジェクトで開発した「大学統計教員育成研修」の教材・ノウハウなどをもとに「育成研修」を中心とした新研修プログラムを開発し、事業期間内に80人以上の質保証された統計学教員の育成を目指す。
さらに統計学教員と大学統計教員育成研修修了者が、大学などで統計エキスパート人材を育成する。2027年度中には、人材育成の中核となる「大学等拠点モデル」の整備方針を策定し、2033年度以降、毎年500人程度の統計エキスパート人材を安定的に輩出する人材育成エコシステムを構築するとしている。
事業の詳細や採択結果は、文部科学省Webサイトで公開している。








